キジカクシ科、Asparagaceae、ツルボ(シラー)属、ヨーロッパ原産の球根植物、
学名:Scilla autumnalis、
和名:アキザキツルボ(秋咲蔓穂)、別名:サンダイガサ(参内傘)、
英名:Autumn Squill、葡名:Cila-de-outono、西名:Prospero autumnale、
2014年9月7日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2014年9月25日、2016年9月25日、バイラーダ地方で撮影、
シラー・オウタムナリス Scilla autumnalis の花。花の直径は1cm未満。山野の日当たりのよいところに自生。
葉は2個根生し、長さ15~25cmの扁平な線形。長い葉が5月位から出て、倒れてしまうが花時にはほとんどなくなってしまう。
8~9月、鱗形は卵球形で黒褐色の外皮に包まれ、ネギのような匂いがする。花茎は高さ20~40cmになり、淡紅紫色の花を総状に多数つける。花の頃に根生葉のあるものとないものがある。
別名のサンダイガサ(参内傘)は、公家が宮中に参内する時に従者がさしかけた傘をたたんだ形に花穂を見立ててこの名が有る。秋咲蔓穂、シラー・オウタムナリス Scilla autumnalis でした。
©2022 MUZVIT
(GKZ植物事典より) 和名は学名の音読みから。属名の Schilla とはギリシャ語で「害になる」の意であるが、害の有無については不明。種小名は「秋咲きの」の意。
シラー・アウタムナーリスは、キジカクシ科(←ヒアシンス科←ユリ科)の多年草である。草丈は10~20㎝程度。地下に球根を持ち、根際から線形葉を出す。葉は開花時期には見られず、開花後に出る。9~10月頃、茎頂に総状花序を出し、径5~10㎜程度で淡紅紫色の花を多数つける。花被片は6個。 (GKZ植物事典より)