キク科、Asteraceae、ムカシヨモギ(エリゲロン)属、中央アメリカ原産の多年草、
アフリカ、ヨーロッパ、アジアに移入分布、
学名:Erigeron karvinskianus、
和名:ペラペラヨメナ(ぺらぺら嫁菜)、別名:ムキュウギク(無休菊)、ゲンペイコギク(源平小菊)、
英名:Latin American Fleabane、Mexican Daisy、葡名:Margacinhas、Vitadinia-das-florista
2010年5月、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2014年5月19日、エストレマドーラ地方で,
2018年9月25日、バイラーダ地方で撮影、
草丈は20-40cm。頭状花が咲くが、花びらの色は変色する。地表に近い葉は3-5裂し、柄がある。
茎は根元で分岐するが仲間のヒメジョオンやハルジオンよりも細く、匍匐することが多い。石垣の間などに自生。当初はニュージーランド原産の Vittadinia triloba とされていたが、1979年に学名が修正された。
和名のペラペラヨメナ(ぺらぺら嫁菜)は葉が薄く、ヨメナのような花を付けることから。和名のゲンペイコギク(源平小菊)は花の色が変化することから。 英名のメキシカンフリーベイン(Mexican fleabane)のフリーベインはヒメジョオンの仲間のこと。
属名の Erigeron はギリシャ語の「eri(早い)+geron(老人)」から。元々はノボロギクにつけられた名で、灰白色の軟毛におおわれ、早く花が咲くという意味。種小名の karvinskianus はドイツの植物収集家「カルウィンスキーさんの」という意味。
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(GKZ植物事典より) 和名は、花色が白から赤へと咲き進むうちに変化することから。属名はギリシャ語の eri(=早い)と geron(=老人)の合成語で、白毛の軟毛で覆われていて早く咲く花の意。種小名は、19世紀ドイツの探検家 Wilhelm Friedrich Karwinsky von Karwin への献名。ゲンペイコギクは、キク科の宿根草である。我が国の園芸界では学名を音読みした「エリゲロン」の名で流通しているようだ。草丈は30㎝前後程度。開花期は非常に長く4~11月頃まで。花径は1㎝前後程度。語源の項に記したが、花色は、初め白、やがて薄いピンクへと変化する。 エリゲロン・カルヴィンスキアヌス (GKZ植物事典より)