ナデシコ科、Caryophyllaceae、マンテマ(シレネ)属、ヨーロッパ原産の多年草、世界中の温帯地域に広く帰化、
学名:Silene vulgaris、
和名:シラタマソウ(白玉草)、フクロナデシコ(袋撫子)、フウリンカ(風鈴花)、
英名:Bladder Campion、Maidenstears、葡名:Orelha-de-boi、Erva-traqueira、
2010年5月、2011年2月7日、2014年4月23日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2016年6月9日、2018年5月3日、23日、コスタ・アズール地方で、2016年6月16日、2018年6月20日、ベイラ地方で撮影、
シレネ・ブルガリス Silene vulgaris の花。山道沿いの半日陰にひっそりと咲いていた。
日本に帰化したのは、第二次大戦後。耕作地や道ばた、斜面の草地などに生え、高さは50~60センチになる。
葉は楕円形で対生し、全縁。6月から8月ごろ、茎頂に直径1.5センチほどの白色の5弁花を咲かせる。萼片は球形で、緑白色から紫色の脈がある。
ポルトガルでは丘陵地から高山にかけて広く分布し、道端や草原・牧草地などに見られる。スペイン、マンチェゴ地方の煮豆料理 Potaje de garbanzos y collejas はヒヨコマメと共にシレネ・ブルガリスの葉や茎を使う。
シレネ・ブルガリス Silene vulgaris でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は、萼筒が白色を帯びていることから。属名は、ギリシャ神話の酒神バッカスの養父であるシレネスの名に因んでいる。種小名は「普通の」の意。
シラタマソウはナデシコ科の多年草である。茎は無毛・平滑で草丈は20~50㎝程度となる。葉は殆ど無柄の長楕円状で、打歩は全縁、先端部はほぼ鈍頭で茎に対生する。6~8月頃、茎頂に径1,5㎝程度で白色の花をつける。和名に示されるように萼筒は膨らみを見せ、花被片は5個で、各列片は2深列する。我が国へは戦後帰化状態にある。 ( GKZ植物事典より)