ツリフネソウ科、 Balsaminaceae 、ツリフネソウ属、西ヒマラヤ原産の1年草、
学名:impatiens balfouri、
和名:ハナツリフネソウ(花釣船草)、別名:ゲンペイツリフネソウ(源平釣船草)、カシミール・バルサム、インパチェンス・バルフォウリ、
英名:Kashmir balsamum、Balfour's touch me not、The pooman’s orchid、
2008年11月10日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2010年5月、コスタ・アズール地方で撮影、
和名のツリフネソウは花の姿が帆掛け舟を吊り下げた様にみえることから。
属名の Impatiens はラテン語で「短気な」「忍耐できない」という意味で、この属の植物の蒴果に触れるとすぐ種子をはじき飛ばすところから。
種小名の Balfouri はイギリス、エジンバラ植物園長だった John Hutton Balfour への献名。
庭に植えられていることもあるから種が飛んで野生化したのかも知れない、日当たりの良い場所に咲いている、インパチェンス・バルフォウリ impatiens balfouri でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、花の姿が、帆掛け船をつり下げたかのようにも見えることから。属名は、ギリシャ語の im(=不)と patiens(=忍耐)の合成語からで「忍耐しない」の意。熟した果実にふれるとはじけて種子が飛び散ることから。種小名はイギリス・エジンバラ植物園長だった John Hutton Balfour への献名。
ハナツリフネソウは、ツリフネソウ科の一年草である。草丈は50㎝前後程度に。葉は卵形~卵状楕円形で、表面には軟細毛が見られ、縁には細鋸歯を持ち、茎に互生する。8~9月頃、茎上部の葉腋から長い花柄を出し、掲載した写真に見られるような紅白の組み合わせの花をつける。我が国の山地の水辺や湿気の多い地に自生の見られる一年草である。草丈は30~60㎝程度。茎は多汁質で紅紫色を帯びる。7~9月に紅紫色の花を見せる。
本来的には観賞用の園芸植物として導入されたが、我が国でも各地で帰化状態にある。我が国では、平成10年(1998)に帰化状態で採取されたのが最初である。 (GKZ植物事典より)