アヤメ科、Iridaceae、グラジオラス属、地中海沿岸地方原産の球根植物、
学名:Gladiolus illyricus、
和名:グラジオラス・イリリクス、ワイルド・グラジオラス、
英名: Wild Gladiolus、葡名: Espadana-dos-montes 、
2010年4月、2014年4月7日、2015年4月29日、2016年5月31日、2018年5月3日、4日、7日、12日、2020年5月28日、2021年5月13日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で、2015年5月7日、アレンテージョ地方で撮影、
グラジオラス・イリリクス Gladiolus illyricus の花。ポルトガルの草原や沿道などに自生している。
花の直径は2cmほど。草丈は50~80cm。
名前は古代ローマの剣であるグラディウスに由来し、葉(又は蕾)が剣に類似していることが根拠と言われる。
大西洋を望む断崖絶壁にもわずかに生育している。
野生での色の変化はあまり見られない。群生していることもある。グラジオラス・イリリクス Gladiolus illyricus でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は学名の音読みから。属名は、ラテン語の gladius(=剣)を語源としている。種小名は「イタリアの」の意。グラジオラス・イリリクスは、アヤメ科の多年草である。本種は地中海沿岸の日当たりの良い草地で、概して岩礫質な土壌に自生の見られる野草である。草丈は60~90㎝程度となる。葉は剣状である。5~7月頃、茎上部に総状花序を出し、その先に5~6個の花をつける。花は、6弁花で、上の3枚が下方に垂れ下がる傾向を見せる。花色は桃紫色で、下側3個の花弁には白色の模様が入る。花後には三角形で、翼を持った果実をつける。 グラジオラス・イリリクス (GKZ植物事典より)