The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ゲラニウム・モーレ Geranium molle

2022-01-14 10:24:23 | ポルトガルの野の花

フウロソウ科、Geraniaceae、フウロソウ属、ヨーロッパ原産の多年草、

学名:Geranium molle、

和名:ヤワゲフウロ(柔毛風露)、

英名:Smallflowered Crane's-bill、Dove’s-foot、Crane’s-bill、

葡名:Bico-de-pomba-menor、

2009年6月21日、ポルトガル、ベイラ地方で、2010年5月、2014年4月25日、2016年2月20日、アレンテージョ地方で、2015年4月27日、2016年1月29日、2月7日、29日、2018年1月25日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

ゲラニウム・モーレ Geranium molle の花。花弁は深く切れ込む。根生葉は丸く4-5裂して、裂片は更に数裂して全体は丸い。

 

茎や萼に軟毛がある。属名は、geranos(=ツル)から出たギリシャ古名。 長いくちばし状の果実をツルのくちばしにたとえたものとか。種小名は「柔軟毛のある」の意、和名は学名(molle)の直訳から。

 

地面を匍匐し枝分かれしながら広がる。

 

 

 

ゲラニウム・モーレ Geranium molle でした。  

©2022 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より) 和名は、学名の直訳から。属名は、geranos(=ツル)から出たギリシャ古名。長いくちばし状の果実をツルのくちばしにたとえたものとか。種小名は「柔軟毛のある」の意。

ヤワゲフウロは、フウロソウ科の多年草である。草丈は10~50㎝程度。学名・和名に示されるように全草に柔軟毛が密生する。茎はよく分枝をし幾分斜上する。根生葉は長い葉柄を持った円形であるが掌状に5~9深裂する。4~5月頃、枝先に径1㎝程度で紅紫色の花をつける。花は5弁花であるが、花弁の先端部で2深裂するため、遠目には10遍花のようにも見えてしまう。本種は等しく帰化植物であるアメリカフウロと似ているが、アメリカフウロ程は葉の切れ込みは深くは無い。また、花弁の先端部に関しては、アメリカフウロは切れ込むと言うよりも、内方に凹むと言った感じであるが、本種は深く切れ込みが入る。更に、アメリカフウロの場合、萼片が花弁よりも長いので、花を真上から見ると萼片の先端部が見えるが、本種はそうならない。花色も、本種は、アメリカフウロよりも色濃いと言える。本種は、本来地中海沿岸地方原産であるが、今日、世界的に広まり見せ、各国で帰化状態にある。我が国では昭和51年(1976)に室蘭市で野生化状態の本種が初めて確認され、その後、各地で帰化状態にある。 ( GKZ植物事典より)

 

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