ムラサキ科、Boraginaceae、オオルリソウ(キノグロッスム)属、地中海沿岸地域原産 の多年草、
学名:Cynoglossum creticum、
和名:オオルリソウ(大瑠璃草)、
英名:Blue Hound’s Tongue、葡名:Orelha-de-lebre、Cinoglossa-de-flor-listrada、
2010年4月22日、2014年4月25日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2010年5月、2011年3月10日、 2015年4月29日、5月5日、2018年5月3日、4日、10日、2020年5月21日、2021年3月17日、コスタ・アズール地方で撮影、
キノグロッスム・クレティクム Cynoglossum creticum の花。直径1センチほどの小さな花。花には濃紫色の条線がくっきりと入る。条線は咲き始めには薄く次第に濃くなる。
日当たりの良い沿道や草原などに自生している。草丈は1メートルほど。
属名の Cynoglossum はギリシャ語の kynoglossum(犬の舌)に由来し、葉の形から出た名前で、英語でも hound's tongue という。
咲き始めの新鮮な花。キノグロッスム・クレティクム Cynoglossum creticum でした。
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(GKZ植物事典より) 和名は学名の音読みから。属名は、ギリシャ語の cyno(=犬)と glossa(=舌)の合成語で、葉の形状とざらついた感触とから。種小名は「クレタ島の」の意。
キノグロッサム・クレティクムはムラサキ科の多年草である。草丈は1m程度となる。全草(茎・葉・萼)が白色の細毛で覆われている。葉は楕円形で、縁部は全縁であるが緩やかに波を打つこともあり、先端部は鋭頭、基部は短い葉柄に連なり茎に互生する。4~7月頃、茎上部に円錐花序を出し、径1㎝度で白色の5弁花をつける。花弁には濃紫色の網条紋が入る。 (GKZ植物事典より)