風と僕の歩調

釣りが好きで、台所に立つ事が好きで、音楽が好きで、毎日の暮らしの中で感じたことを僕の言葉で綴ります

『小説 上杉鷹山』  童門 冬二

2012年04月01日 | 映画/ドラマ/アート/読書
困窮に喘いでいた米沢藩に、わずか十七歳で第九代米沢藩主となった上杉治憲(はるのり)のちの上杉鷹山(ようざん)の物語です。悪しき武家社会の風習に一石を投じ自ら正し、改革の旗振りとなります。
孤立無援から、少しずつ家臣に心の火種を根付かせていく葛藤が描かれていました。
歴史上の人物伝というより、マネジメントスキルアップのビジネス書の様な構成かな。

なせば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり

人が何かを為し遂げようという意思を持って行動すれば、何事も達成に向かうのである。
ただ待っていて、何も行動を起こさなければ良い結果には結びつかない。
結果が得られないのは、人が為し遂げる意思を持って行動しないからだ。

という名言です。

アメリカのジョン・F・ケネディ大統領が、日本人記者団と会見して、「あなたがもっとも尊敬する日本人は誰ですか」と質問された際、ケネディは即座に、「それはウエスギヨウザンです」と答えたそうです。


半世紀ともうすぐ一年。
何か目標を持ち自分を変えないと・・・。
自らを振り返りながら読み終えました。




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