たきいは引っ越しの先の場所が位置的にハズレをひいたとはかねてからよく言われていましたが、そのことをはじめて実感した、新入生がやってきてから三日目の夜(笑)。医大生・たきいです。
さて、新入生くんたちを家電家具などの買い出しに連れて行く。人間関係が希薄な他大学では過保護だと言われてもおかしくないが、濃密な関係をもつわれわれは先輩にしていただいたから自分は後輩にする、というサイクルがうまくまわっているようだ。とはいっても、新入生とはいえ大学生だからすでにみな大人。買い物にいちいち付き添う必要はなかろうからマッサージチェアでリラックス。いつだかマッサージチェアの目の前にテレビ売り場があったときには激しく感動した覚えがあるが、流石に顧客の購買意欲を減衰させてしまうのかこの店ではかかる配置はとられていなかった。
マッサージチェアというのも欲しいと思っていたものリストトップ１０には間違いなく入る逸品だが、如何せん気になるのはそのお値段。とても手に出せるようなものには思えないし、そもそも持っている人なんて如何ほどいるのか。電気屋でしかみたことはない。
「たたき爽快コース」を選択してふと捲る値札。でました、４０万。これは流石に高すぎる。しかしそのプロも泣き寝入りというその手業の前に平伏すばかりで快感は全身を巡る。蓋し極楽とはかかること。さらば自分もその道へ。稼ぐ男になったらマッサージチェアをぜひとも手にしたい。そう信じ２周目のセットに突撃しようとしたとき、稼げても忙しすぎて使う暇がないに違いないという的確な指摘を受ける。これはこれは。人生というのはうまくいかないものである。
金と時間の二把をうることはできないというのは、もしやこの世の真実か。
（たきいさんの臭いは分かると言われた人(笑)）
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