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ロッテルダム・ルールからテキストを考える

2009-10-13 13:19:59 | 貿易実務検定
昨日、英語の講座が終わってエレベーターの中で

 先生、ロッテルダム・ルールって知ってますか?

  (柔道か環境の話かと思って)

   どの分野ですか?

 船荷証券です。

   えっ・・? 知りませんね。

 じゃ、今度の「新聞で貿易の勉強会」までに調べておきます。


私も、気になって、

 日本経済新聞を一か月分ほど

 ざーっとチェックしたけど見つからず

  「ロッテルダム・ルール 船荷証券」でネット検索

   ヒット、ヒット、大当たり、ホームランです。

   ネットて本当に便利なツールですね。


ロッテルダム・ルールは、

  国際海上運送における新しい統一ルールの策定を目指して、

  UNCITRAL(国連国際商取引法委員会)が

  検討を進めてきた条約案だそうです。


  昨年12月の国連総会で採択され、

  今年の9月23日にロッテルダムで

  署名式が開催されたそうなんですが、
  
   新聞に載っていたとしても

   通関士試験の直前ですからね、見落としていたのでしょう。


12月の貿易実務検定は大変ですね。

  船荷証券については、

   ヘーグ・ヴィスビー・ルール、ハンブルグ・ルールに加えて

   ロッテルダム・ルールですか・・・(出るかな?)


  契約関係では

   ウィーン売買条約もありますしね・・


  こいう新しい動向や貿易統計などの時事分野は、

  オフィシャルテキストには載ってなくても出題されることが多いですね。

  テキストに載ってないことを出題するなんて!


通関士試験もそうですね。

  テキストに載ってないことが出ます。

   申告書の商品、関税率表の注の規定、通達など

   とても受験用のテキストではカバーできません。


  試験の主催者が作ったテキストは存在しないので

  色んな特徴がある教材が書店やネット通販で販売されてます。

   新しい法改正の部分が欠落しているもの

   読みやすいけれど説明がおや?と思うもの

   正確だけれど難解なもの

   
  編集方針も様々です。

   過去問をしっかり練習すれば合格できるという方針では

    過去問をベースに解説したテキスト

    過去問をベースにした問題集


   改正点は頻出なので、過去問+改正点という方針では

    改正点の重視のテキスト

    改正部分の新作付き問題集


   そうなんです。

   完璧なものは存在しないのです。

   ですから、自分の学習スタイルに合わせて

   自分に合った特徴の教材を選ばれると良いでしょうね。


  市販のテキスト・問題集を頑張っても満点取れないのはおかしい!

  お前が作れ!

    ブログやメルマガを見て、

    そのような引き合い(出版、通信教育等)を良く頂きます。

    
     満点を取る必要はないでしょう!

     それに、批判をするのは簡単ですが、

     自分の批判に耐えられるものを作る自信がありません。

  
    教室で面と向かって話していても上手く伝わらないのに

    活字媒体とか映像で伝えるなんて・・・

    教材作りの難しさは熟知しています。 そんな力量はありません。













コメント
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