道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

7/4整体院通院で休足日(諦めが肝心か?)

2023-07-04 18:59:00 | 日記

今日は約3週間ぶりの
怪しげな整体院への通院日

この子を聴きながら
整体院までプチドライブ…



長い間?
通わなかったせいか2〜3日前から
坐骨神経痛の調子がすこぶる悪い

それが身体全体に現れてるのか
ずいぶん硬くなってますね〜と
イケメン風先生のミタテ…

数日前から痛みが大きいことを告げると
原因が改善されてないので
身体が元に戻ったのだろうと…

じゃあ原因改善のため
教えて貰ったストレッチのほかに
何をすれば良いのか指示してよ〜
というのがジジイのホンネ

だけど
そんなジジイの心の声は届かず
イケメン風先生は施術するのに必死で…

この怪しげな整体院へ通い始めて
すでに4ヶ月足らず

最初
イケメン風先生は完治するのに
半年はかかるとミタテたけれど…

この調子だと
半年経っても簡単に治りそうにないような…

僕だって治そうと必死に
ストレッチなどを続けてるものの
効果は期待するほどじゃなく…

そろそろ
この怪しげな整体院も見切り時なのかも…

諦めが肝心か?










怪しげな整体院の帰り
親友の入院している病院までお見舞いに…

あらかじめ
本人のケータイに連絡を入れて
訪れていいのかどうかの確認を…

いまコンビニだけど
なんか欲しいものある?

いやいいよ
なんにもいらない

じゃあ何にも持ってかないぞ
すぐ行くからな…

先月に見舞ったときからみると
声が小さくて元気そうじゃなかった

やっぱり
抗がん治療をしてないから
進行が早いというか
そういうものなんだろうか?

だけど
病室で寝ていた親友の顔色は
思いのほか元気そうで少し安心

先月
僕が訪れてから以降いろいろあったみたいで
特に高齢の父親が亡くなって大変だったと…

地元紙のお悔やみ欄にも載せなかったらしく
全然知らなかったが…

とりあえず先に父親を見送ることが出来て
それはそれで良かったのだろうけど…

いわゆる家族葬で簡単に済ませたらしいが
それでも本人がこんな状況での葬儀は
大変だったに違いない

彼の病状は
本人の説明では肺はさほど痛くないのだが
とにかく呼吸が満足に出来ないので
息苦しいと…

そのうち
人工呼吸器をつけなければならなくなって
それをつけると急に元気がなくなり
2〜3週間で死んじまうらしい

人工呼吸器は
早ければ来週あたり
遅くても今月中にはつけなければならないと
笑いながら親友がヒトゴトのように言う

じゃあ
来週か再来週あたりまた来るよ

来るときはまた事前に連絡しろよ
電話に出れなかったら
そんときはもう来なくていいからな
話も出来なくなってるだろうし…

人工呼吸器つけても
電話には出れるだろ?

あぁ
元気が残ってれば出るさ

彼がずっと笑いながら説明するので
悲壮感は漂っていないが…

じゃあなと言って
椅子から立ち上がって出口に向かうと…

おいちょっと待てよ!
お前とは最後になるかもしれないから…

そう言って手を差し出して
握手を求めてきた

そんな彼の顔はまた笑っていて
お互いに力を込めて握手をしたものの…

もう一回来るから…

そう言うつもりが
言葉にならない嗚咽まじりになって
不覚にも泣いてしまった

手を離してからドアを閉めるまで
彼は目を大きく見開きながら
ベッドの上で僕を見送っていた

部屋を出てエレベーターに乗るまでの間
本当にもしかしたら最後かもと思いつつ
溢れてくる涙を堪えることが出来なかった

幸いにも
看護師さんにも会わず
ことなきを得たけど…




彼と東京で半同棲していた
学生時代の1年ばかり

1年って長いのか短いのか…

彼の肺がんが見つかってから
すでに1年ばかり

1年って
本当に長いのか短いのか…

僕は4月生まれで68歳になったけど
彼は3月生まれでまだ67歳
同級生なのにほぼ1年も差がある

68歳になる前に死んじまうのか…

オレはまだ
老いらくの恋やらマラソンやら
呑気に暮らしているというのに…

一番小さい孫が隣市にいて
毎回お見舞いに来るのが楽しみだと…

ちょうどウチの初孫くんと同じ5歳

もう少し大きくなるまで
生きていたかったと
それだけが残念だと…

僕が彼の身になれば
確かにそのとおりに思うだろう

それだけじゃなく
グウタラ娘の赤ちゃんとも会いたいし
もう少しは長生きしなければ…


どうしても
会えないのならそのときは…

諦めが肝心か?

いや
諦め切れないだろうなぁ



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