良くも悪くも…

何歳になったの？

２歳になったのか〜？

おめでとう〜！

朝

チャラ息子に連れられてやってきた

２歳になったばかりの初孫くん

うん…と小声で返事をすると

ジジイのＶサインを真似しながら

ぎこちない指さばき…

（でもＶになってない…>_<）

（パーのようなグーのような）

１歳の人差し指１本は簡単に出来たのに…

それでも

これまでと違う何かが感じられて

なんとなく大人びた仕草に思え…

（初孫ならではのジジイバカか？）

無理やり教えると

何とか出来るように…

段々とオトナになっていくさ

良くも悪くも

哀しいオトナに…

初孫くんを

こども園へ送り届けたあとのルーティン

いつもの午前中のジョグ

予定の７キロじゃ物足りなく

午後からはウォーキングを…

久しぶりに海へ

10月の終わりの海は

夏の顔とは全く違う

若い頃をとっくに過ぎた

哀しいオトナのような…

そんな風に見え

ジリジリと暑く焦がす

夏の海が恋しく思え…

しばし

柄にもなく感傷的になって

波打ち際を歩くジジイの姿

赤いシューズの足跡を

打ち寄せる波がさらいながら

消して行った

僕の平凡な人生も

やがては時の流れにさらわれて

消えていくのだろう

哀しいような…

切ないような…

ようやく今年はじめて

月間300キロを超えた

大会にも出なかったのに…

ポキンと折れる寸前にも思える脚

気にしながらひたすら走り続けて…

これって

喜ぶべきなのか

それとも…

良くも悪くも…