道しるべの向こう

ありふれた人生 
もう何も考えまい 
君が欲しかったものも 
僕が欲しかったものも 
生きていくことの愚かささえも…

2/21寒の戻りで休足日(卒業できないなぁ…)

2023-02-21 20:58:00 | 日記

昨日に続いて
今日も酷寒の様相



一昨日までで
すっかり雪がとけたはずの前庭も
今朝は再び薄っすらと雪化粧のヨソオイ



お天気アプリの情報だと
どうやら西高東低の典型的な冬型配置
これじゃ寒いはずだぜ〜



積雪自体はそれほどでもないけど
いつものジョグをスタートする時間帯
午前9時の気温は−0.2℃

この気温じゃとても走れそうにない
お供の坐骨神経痛とシモヤケが
大きな悲鳴をあげるだけ!

ただでさえ
走らなくても痛いのに…

なので
今日は否応なく?休足日に…









ということで…



去年に隣の空き地を売って
譲渡所得の確定申告が必要なため
空いた時間でその手続きに着手…

すでに2/16から申告時期に入ってるので
国税庁がやたら宣伝している
自宅からのe-Tax申告を試みてみようと
スマホを手にしてみたものの…

老いぼれジジイにとっては
入り口のQRコードの読み取りだけが順調
そこから先は何をどうしてよいのやら…

ワケのわからない高い障壁?
を前に呆然とするだけ…

不自由な近視と乱視の老眼を駆使して
しばらくスマホと格闘してみたけれど
ほとんど進展がなく
同じ画面のままずっと足踏み状態

ITに通じた若い世代には便利な仕組みでも
スマホの1/10の機能すら使いこなせない
老いぼれジジイにとっては
難解で厄介な手続きでしかない

世の中
いろいろと便利になったように思えるが
時代遅れの老いぼれジジイには
何かと生きにくい時代になったものだと…

厄介なのはジジイの方だな?








なので
e-Tax申告は諦めて
メンドくてイヤだなぁと思いながらも
午後から直接税務署へ赴くことに…

幸いにも道路の雪もとけて
地上最低高の低い軽オープンカーでも
支障なく走れそうだったから
まだ良かったけど…


税務署の1階受付で入場整理券を受け取り
3階の申告会場まで上がると
すでにたくさんの申告者の数!

こんなにもいるのかと
あまりの人数に唖然としたが…

どうやら
申告内容によって区分されているらしく
土地の譲渡所得の申告ですと係員に告げると
別の番号整理券を手渡された




その番号が49番!

不吉にも死と苦の番号?を渡され
番号からしてツイテないじゃないかと
苦虫をつぶしつつ案内されるがままに…

しかしながら
待合席に座ると先客が5人だけしかいなく
待ち時間も10分くらいで順番が回って来て
番号を呼ばれ申告席へ…

番号は不吉だったが
待ち時間はラッキー!


椅子に座って契約書などいろいろな書類を
カバンから出したものの
何やかやと手間取っていると…

私が探した方が早いと思いますが…と
向い席の中年男性の担当者に促されて
言われるがままに…

僕もすっかり歳を取ったもんだ
こんな中年オジさんから
まるで何も出来ないジジイ扱いのテイ…

まぁそのとおりで間違いないか?
e-Tax申告もできないようじゃ…
(ガックリ…)


売買相手が3者いるから
契約書も3つあることなどを告げ
たくさんの書類から
年金の源泉徴収票なども
サッサと手渡したせいか
思いのほか短時間で終了…

と思ったら
まだ終了したわけじゃなく…

付箋を付けた必要書類と不要書類に分け
必要書類だけを次のブースに提出せよと
中年オジさんから事務的な口調で指示され…

一瞬機械的に扱われ不快な気もしたが
そうしないとたくさんの申告者たちを
短時間で効率よく捌けないのだろうと
半ば納得した次第

指定された次のブースでは
実際にPCに打ち込んで
申告書を作成する作業になるらしく…

案内係にご自分で入力出来ますか?
それとも出来ませんか?と問われて
大きく首を横に振った

本当は
できるわけないだろうと
言い返したたかったけど…

案内係も全ての申告者に
一様に尋ねることになってるのだろうと…

じゃあアソコの係の所へ行ってください
そう言われて
会場でお揃いのピンクのジャンパー?を着た
若そうなおネエちゃんのモトまで…

よろしくお願いしますと頭を下げると
マスク姿のおネエちゃんはニコッと
目で微笑んだ

(若いおネェちゃんにだけは愛想がいい?)



若いからPCの扱いは結構慣れてる感じで
キーボードもマウスも難なく
書類を見ながらテキパキと…

しばらくして
坐骨神経痛が痛み始め
立っているのが辛くなってきて…

申し訳ないけど座ってもいいですか?と
若いおネェちゃんにたずねると
すぐに丸椅子を用意してくれ…

背もたれのある椅子にしますか?
もしそっちの方が楽になるのなら…

いえ
座るだけで充分なので…

なかなか気の利きそうな子じゃないかと
座りつつあらためて彼女を観察してみると…

ん?
デニムのジーンズにスニーカー?
最近じゃ税務署職員はこんなラフな感じ?

そう思いながら
流れるような彼女の手捌きを眺めていた

そして
こんなに時間がかかるんなら
やっぱり座れて良かったと…

とてもこんな長い時間の立ちっぱはムリで…


しばらく経ってから
彼女が合図して誰かを呼んだ

呼んだのは
責任のある立場の若い女性みたいで
一応入力ひと通り終わりましたので
確認してもらえますか?と訊いていた

目を丸くして
2人の若い女性を見比べていると…

私はバイト
この人は税務署の職員さん

親切にも手のジェスチャーを付けながら
わざわざ丁寧に僕に説明してくれた


へぇバイトなのに
あんなにテキパキと作業できるんだぁ
バイトってことは学生さん?

はい

この時期って学校は休み?
あ…もう受験時期真っ盛りか〜

もう4年生なんですよ

じゃあ
すぐに卒業して社会人じゃん!

いえ実は卒業後に留学の予定で…

留学?


どうやら
K国語を専攻していたらしく
卒業後K国の大学に自費留学するみたいで…


確定申告の仕事に関係のないことだから
嫌がるかと思えば
僕の質問にレスポンスよく答えてくれるので
彼女といろいろな話をした

お金かかりそうだけどどうするの?
奨学金とかは返さなくていいの?
親御さんが大変だよねぇ?
留学後はどうするの?
とか…

そんなことにも逐一笑顔で答えてくれて…

見た目だけじゃなく
利発で性格も良さそうな女の子だと…

(かなりモテるタイプかも…?)

すぐそんな風に思ってしまう
根っからのエロジジイ…


嫌がらずに話してくれたのは
僕が茶髪でロン毛の「イカした」ジジイ?
じゃなくて「イカれた」ジジイで…

しかも勘違いしかない
友達感覚の若者の言葉遣いだったから?
かもしれない…

よく見ると
背は低かったけど
結構可愛かったし…

ポンコツなジジイが
そんな若い子と話せるなんて
直接税務署へ申告しに来て良かったなぁと…

渋々出向いた税務署での確定申告書で得た
思わぬ収穫?

長い人生だから
棚からぼたもち?
瓢箪から駒?
的なこともあるさ…

もしかして神様が
ご褒美に手配してくれたのかもしれない

(何のご褒美に?)


そんな都合のいいことばかり
勘違いしてるようじゃ
まだまだ
エロジジイは卒業できないなぁ…

(卒業したくはないけど…)



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