初孫娘に会いにきた大都会2日目
大都会までやって来て
グウタラ娘夫婦や初孫娘に会って
ホテルに宿泊することなどは非日常だから
どうしても疲れてしまうことに…
ましてや
仲の悪いカミさんと一つの部屋で一緒に
寝起きするわけだから尚更疲れることに…
ずっと長い間自宅では
別々の部屋で寝起きする暮らしが続いてると
同じ部屋で眠ることすら息苦しくて…
いつもなら夜中に目覚めて眠れなくても
スマホでYouTubeを見ながら寝落ちして?
自由気儘にできるけど…
隣のベッドでカミさんが寝てるとなると
そんなわけにもいかず
我慢してひたすら眠ろうと目を閉じながら…
それは
カミさんも同じなのかもしれない
おそらくそうだろうと…
よくリタイアした老後に
夫婦2人で旅行をしたいという人もいるけど
僕にはその気持ちがよくわからない
わからないというか
カミさんと旅行だなんてとてもそんな気に…
旅行自体は非日常だから
新しいものを見ることが出来るし
新しいことも経験出来たりして
それなりに価値があることだとは思うけど…
カミさんと2人でというのが問題で…
以前
カミさんによく言われていたけど
僕という人間には
結婚が向いてなかったのかもしれない
カミさんと仲が悪いからということじゃなく
ほかの誰と結婚しても同じことというか
同じ結果になったんじゃないかと…
たとえカミさんじゃなくても
愛する誰かと一緒に暮らすというか
家庭を築き上げることなんか出来ない
そんな人間なのかもしれない僕は…
カミさん曰く
信じられないほどワガママな人間らしい
ワガママというか
自分のことしか考えないという点で…
そうでもないと
自分では思ってるんだけど…
もちろん
これまで人並みに大人になって結婚し
人並みに子どもたちを育てて来たことは
間違いのない事実で…
結婚して新しい生命を授かったときは
これ以上ないほど嬉しかったし
逐次成長していく姿にも感動を覚え
いまはありふれた老後の暮らしぶりだと…
でもあらためて考えると
それが本当に僕のやりたかったことなのか
今になってもわからず…
果たして
自分の意志で結婚して家庭をつくるという
生き方を選んだのだろうか?と…
単にヒトマネというか
周りと同じような生き方をすることが
当たり前に感じていただけで…
目的がなかったと言えばなかったような…
かといって
特に別の暮らしがしたかったかというと
具体的な想いもなくイメージすら湧かない
何をしたかったんだろう?
何になりたかったんだろう?
いずれにしても
もうどうでもいいことなのかもしれない
オマケの余生を送る段階になっちまってから
どう足掻いたところで
アラ古希になった僕の人生が
もうひっくり返ることはないような…
まぁ残り少ない人生
出来るだけボロを出すこともなく
おとなしく生きていければいいか…
ホテルで朝食を済ませたあと
カミさんは自分の用事で早々に出かけた
どこかの美術館らしきところ?
カミさんのいうことにゃ
2日目には僕が大都会のコッチでも
てっきりジョグに出かけるものだと
そう思ってたらしく…
ウェアもシューズの準備も全くなしに
走れるわけもないのに…
買えばいいじゃん!
って
そんな簡単なわけにゃ行かないよ!
走ったこともないカミさんに
ジョグのことなんてわかるはずもないか?
会話のない老夫婦の
コミュニケーションこんなもんだと…
まぁどっちみち暖かすぎて
大都会で走る気なんて全然なくて…
その代わりに
近くの有名な神社まで
お散歩がてらのウォーキングを…
この子を聴きながら…
長くて有名な参道は日曜日とあって
たくさんの人たちで混んでたけど
評判どおりランナーたちの姿も多くて…
この辺じゃ
マトモに走れるとこなんてここくらいかも?
ただ人混みすぎて
スピードを出して走るわけには行かないなぁ
遅いジジイランナーが言うことじゃないが…
でもお天気が良すぎるのか
歩いてるだけでもすぐに汗ばんできて…
ウィンドブレーカーを脱いで
セーターの袖を捲るほどの始末
まるで春の様相
ジジイなのに暑がりの汗っかきだから…
お賽銭を投げてうやうやしく二礼二拍一礼
それが正しいのかどうかわからないまま…
とりあえずは
グウタラ娘夫婦たちの幸せと
初孫娘の立派な成長?を願ったけど…
老いぼれジジイに出来ることって
こんなことくらいだからなぁ
果たして
わずかな賽銭のご利益があるのかないのか
神のみぞしる?
まさしく…
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