新聞や雑誌の書評で取り上げられていたので買ってみました。この本を読んでオレが今まで描いていたアメリカとは映画の中だけの話だったと知りました。徴兵などしなくても国が様々な場面で規制緩和をし貧困層を作り出すだけで、簡単に国民を戦争に動員できる仕組みができあがっている国なんですね。まさに権力と財力から一番遠い人間から戦争に動員されるというセオリーどおりの国だということか。 . . . 本文を読む
ずいぶん前になるけど、さださんの本はだいたい買っているので今回も購入していました。この国を憂える思いから外交のことまで52小節のエッセイ集です。いつものって言ったら失礼だけど、自由と自己中をはき違えていることや信号を守らない歩行者のことなども書かれている。 . . . 本文を読む
出版されたときから気にはなっていたが、そのタイトルから保守的な内容かなと思って買わないでいた。昨日本屋で新書No.1で220万部も売れたと書いてあったので買ってみた。読んでみると講演から起こしたものなので読みやすかった。内容は薄かったけれど、、、。 . . . 本文を読む
タイトルに引かれて買ってしまった本だが、自分が戦後民主教育で育てられ今もその中で仕事をしていて、著者の嫌う教職員組合の末端役員(ピンク?)をしているからかほとんど共感できなかった。
最初に感じたのは世の中の様々な問題を戦後教育と学校のせいにして片づけようという意志と教職員組合に対する敵対心だ。続いて不平等批判書籍や教育関係書籍に対しての屁理屈。そして現場にいる公務員でありながら評論家気取りで高 . . . 本文を読む
新自由主義による財政構造改革を的確に批判していて読みやすい本でした。暉峻淑子さんの「豊かさとは何か」「豊かさの条件」はどれも生活者の視点で語られていてどちらもおすすめです。
この本の中では経済でも教育でも今のこの国を覆いつくしている新自由主義は差別と競争で果てしない競争を生み、その先にあるのは戦争なのだと述べています。
特に教育の分野についてはフィンランドと比較しながら、日本の教育産業に多額 . . . 本文を読む
精神科医が書いた本で、生活保守主義などの深い思想を持たず勝ち組の側に立とうとする人々のことを皮肉をこめて書いてあったような気がする。
「男女平等が国を滅ぼす」の章では少年による凶悪犯罪を「ゆとり教育」や「女性の社会進出」「インターネット」のせいにする風潮、そしてマスコミがそういう報道をすると、無条件に信仰してしまうことのほうが問題だみたいなことが書いてあったと思うが納得した。
世の中のいじ . . . 本文を読む
新聞か雑誌の書評で紹介されていたのでオジマさんにたのんで取り寄せてもらった。
ファイナンシャルプランナーが書いた本で、子どもの年代ごとに貯蓄割合や金融商品の選び方の紹介、大学まで行くとどのくらいかかるかのシュミレーションがリアルにかかれていた。特に家計の収入を考えず子どもの要求に任せて教育費をかけすぎると自分たちの老後資金を食いつぶされることになるぞという警告が強調されていた。さらにお金や世話 . . . 本文を読む
先日組合の事務所によったら置いてあったので借りてきて読んでみた。この本は憲法改正の議論が9条を中心にされている中でジェンダーの視点から24条が変えられようとしていることに焦点をあてている。9条とセットで24条を変えることでその目的が果たされるというようなことが書いてあった。
つまり戦争ができる国になると同時に「銃後の構え」のために女性の社会進出が邪魔になるということと、家制度の復活によって女性 . . . 本文を読む
これまで「機会不平等」「パラサイト社会のゆくえ」「希望格差社会」「封印される不平等」など階層格差拡大を分析した本を読んだけれど、この本も独自の調査をもとに分析して後半で自分の考えを述べている。
独自の調査のサンプル数が少ないので調査結果の信頼度は低い気がするが、共感できる分析をしている。親の所得階層が子の就職・結婚・出産にまで影響を及ぼすといいう分析はちょっと大げさかもしれないけれどそうか . . . 本文を読む
「なぜ、子どもたちは言うことを聞かないのか。それは教師に教育力が欠けているからである。子どもに迎合するでもなく、強圧的に管理するでもない教育の思想と技術を伝える、すべての教育者のためのバイブル。」という帯の言葉にひかれて買ってみました。
全体をとおして子どもをどう見るかの視点が書かれていて読みやすい本でした。例えばある雨の日に子どもがお花に水をやっていました。花壇の担当教師が朝の打ち合わせで、 . . . 本文を読む