えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...ありのままに、ユーモラスに......♪

600円のミニギャラリー ~クラスターフォトフレーム~(25)

2009年08月14日 | 歳時記

 永らく休載して皆さまにはご心配をおかけしております。申し訳ありません。
 父が亡くなってから2週間が経ちました。膨大な法的手続きを抱え、悲しみに暮れる余裕もなくこの間を過ごしてきました。ですので、どうぞご心配はご無用に...。

 今回は亡き父の撮った夏の野草をフレームに入れてみました。父は園芸花は好きではなく、自然の野山で楚々として咲く野草が大好きでした。(★下の小さい画像の上にポインタを当てると大きい画面に映し出され、花の名前が表示されます。)

 
<レンゲショウマ>

<オオキツネノカミソリ>
<ギボウシ>
<フシグロセンノウ>
<レンゲショウマ>
<サフランモドキ?>


 この枠に入っていない残りの一つはハギです。
 フシグロセンノウは父が最も愛した花の一つで、種を採ってきて自分でも育てていました。今際の床で「今年採れる種を○○さんにあげてくれ」と言い残しました。
 オオキツネノカミソリは、父自身の予言どおり本当に最後の家族ハイキングとなってしまった昨年の山登りで、私と妹の目の前で父が撮ったものです。薄暗かったのですが、足場が悪かったので三脚無しで撮ったためブレています。私たちの思い出のハイキングで撮られた写真なので、敢えて載せました。(そのハイキングについては、「夏の家族ハイキング2008 ~波瀾の二子山~」をご参照ください。昨年の今日のことでした。)
 レンゲショウマは4年前、そう、父の難病が発覚するかしないかの頃に、一緒に御岳山に行って撮ったものです。10万人に数人という発症確率のこんな病魔に襲われなければ、きっとこの夏も撮りに行っていたことでしょう。
 ちなみに、それをモチーフにして私がステンシルしたものがこちらです(#^.^#)(★画像をクリックすると大きくなります)
                      


 これらの写真を選ぶに当たり、アルバムをめくっていたところ、数年前に父が写真に添えて送ってくれた手紙が1通だけ入っていました。どんなふうにその写真を撮ったか...うまくいかなかったので後日再訪したこと...その帰りに撮れた別の花の写真のこと......とりとめもなく、でも緻密な父らしく、そして書くことが好きだった父らしい筆致で楽しそうに綴られ、「こういう写真を撮りに山に行くのも面白いよ」と結ばれていました。

 父上(実際にそう呼んでおりました)、去年のハイキングを思い出しながら、こんなふうに入れてみましたよ。二言も三言も言いたいことがあるでしょうが、笑って許してね。合掌......。


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6 コメント

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にりんそうさんへ:こちらこそご無沙汰で... (takuetsu@管理人)
2009-08-26 09:40:24
にりんそうさん、温かいメッセージをありがとうございます。こちらこそ、こんな事情でご無沙汰しており、お許しくださいね。とはいえ、ミュンヘンからお戻りになったところまでは拝読させていただいておりました。

実家と往ったり来たりしており、ブログ更新に至りませんが、またネット上でも実際にもお会いしましょうね。それまでにりんそうさんもお元気で...。
返信する
Unknown (にりんそう)
2009-08-26 09:04:38
takuetuさま

久し振りに、本当に久し振りに(ごめんなさい)寄らせていただいたら・・・・・。
びっくりしました。
お父様がなくなられたのですね。
入退院を繰り返されていたことはお聞きしていたのですが・・・。

素敵な父上様のお写真に、いろいろな思いがめぐらされることでしょう。

TAKU様もどうぞお疲れが出ませんように。
又寄らせていただきますね。
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よっしーさんへ:こちらこそご無沙汰です (takuetsu@管理人)
2009-08-16 10:48:57
よっしーさん、こちらこそ、こんな状況でご無沙汰しております。走る計画を着々と立てていらっしゃるようですね。

えっと、我が家のこの夏の花は全滅?というか、一年草を植えませんでしたので、淋しい限りなんですよ。
春から夏の花への植え替え時に旅行していたのと、その後は父の入院、危篤、他界と続いてしまったので、庭は放りっぱなしです。

唯一咲いているのが、父が何年も前に強引に植えたアメリカフヨウとカノコユリ、テッポウユリです。父が叱咤激励しているような気もします。
返信する
今年の天気は不順 (よっしー)
2009-08-16 10:04:26
お久しぶりです。
暑かったり涼しかったり。
こんな繰り返しなので草花にも変化はありますか?
特に夏場は草花の変化にも疎くなっていますので、お聞きしても分からないとは思いますが。。
暑い日が続いていますのでご自愛ください。
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だちょうさんへ:山野草観賞山登り (takuetsu@管理人)
2009-08-15 22:13:20
だちょうさん、重なるお心遣いに感謝しております。ありがとう。

「やはり野におけレンゲソウ」と言われるように、野草を園芸種と同様に考えて栽培するのはむずかしいかもしれませんね。何より、野にあるから美しいのかもしれません。

ご紹介くださった北八ヶ岳に今咲く花々は、昨年訪れた八千穂高原や乙女高原(山梨)でも見られました。ヒヨドリソウがあればアサギマダラ(蝶)もいたでしょうね。
乙女高原は父に教えてもらった場所で、今まで数回訪れていますが、何度訪れても心が和みます。

「Microsoft(Windows)の馬鹿野郎」には大笑い。我が家にもよくそうつぶやく人間がおりますので...。でも、メインが復活することを願っておりますね。
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山野草も素敵ですね (だちょう)
2009-08-15 01:54:29
お帰りなさいませ。ブログ更新はもう少し先のことかと案じておりました。

今回の書き込みでは野草の花々の写真から亡きお父様のお人柄が偲ばれ、takuetsuさんがブログの文章を通してお父様と過ごされた時間を回想しておられる様子が窺えます。あらためてお父様のご冥福をお祈りします。
山野草と言えば、先日蓼科の北八ヶ岳の坪庭を散策したときに延々と広がる草むらのなかにポツポツと見られる野草の花々に出会いました。
http://www.pilatus.jp/green/fr.html
私はもちろん園芸花も好きですが(ご存知のとおり)、山野草の魅力にも惹かれるものを感じました。生憎いまの環境では園芸花はおろか山野草の栽培など到底考えられません。幸い山は近いので、山野草観賞に山登りをするのもいいかなと思うこの頃です。
あと、写真も素敵ですが、ステンシルに山野草の雰囲気が表現されていてwonderfulです。

「Microsoft(Windows)の馬鹿野郎」のお蔭でメインマシンがダウンし、久々に古いMacでその良さを再認識している「だちょう」でした。
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