えつこのマンマダイアリー

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第6章 ホルモン療法 22.

2007年09月30日 | 乳がん闘病記
22.
 順序が逆になるが、このVOL-NEXTの代表取締役である曽我千春氏が、このアンケートに先立ってモニター会員へ贈った言葉を、またそのまま引用させていただく。
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 同じ乳がんという病気を体験しても、「皆、同じ」というわけではありません。病状も、置かれている状況も、生き方や考え方も、性格も、一人一人違いますから、「私も患者だから、あなたのことがわかるわ~」とか、「患者同士、手を取り合ってがんばりましょう!」と、簡単に言うことはできません。この仕事を始めて1年半、私達自身、「だれかのためにできることなどあるのだろうか」と思うことさえあります。そう思うことさえオゴリに感じることも・・・。
 ですから、お一人お一人の傍で、その方の声にひたすら耳を傾け、その人をそのまま大切にすることからしか始まらないと感じています。そして、声を聞かせていただく中で、問題点や課題が見つかれば、それを具体的に解決する方法を見つけ、誰もが利用できる形をつくっていくことが必要だと感じています。
 また、医療の現場やがん患者生活の中で唱えられる理想は、言葉だけで語るのではなく、人任せにするのではなく、一つ一つ具現化していかなければ、自分自身の、大切な人の、「笑顔」につながらないと感じています。
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 乳がん体験者ならではの視点に立ち、その経験を謙虚な気持ちで活かしながら活動している、乳がん患者による乳がん患者のための会社……ご自身の体に障りがない範囲で、今後も大いに活躍、貢献してくださることを期待している。ここにも、他の患者の一助になればとモニターとして登録しながら、逆に患者として助けられた人間がおりますから…。

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2 コメント

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心のこもった言葉 (だちょう)
2007-09-30 14:17:15
この謙虚な言葉を読むと、曽我氏が患者さんの立場になって親身に活動しているということが良くわかります。
患者さんが求めるのは、こういう支援なんですよね。
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だちょうさんへ:ありがとうございます (takuetsu@管理人)
2007-09-30 17:14:36
「お一人お一人の傍で、その方の声にひたすら耳を傾け、その人をそのまま大切にすることからしか始まらない」この言葉を聞いているだけで、じわ~っと心が温まる気がするのです。そういう姿勢でいる人がいてくれる、というだけでも。

これを、同じ病気の体験のない医師に求めるのは、やはりむずかしいことかな、とも思います。ましてや、大学病院の勤務医は本当に忙しそうですから。
でも、そんな中で、私の主治医はいつも愛想よく私の訴えに耳を傾け、てきぱきと対応はしてくれるのですけれどもね。ご自分の裁量内でできる最善は尽くしてくれるので、恵まれている方かもしれません。
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