えつこのマンマダイアリー

♪東京の田舎でのスローライフ...病気とも仲良く...ありのままに、ユーモラスに......♪

第3章 セカンドオピニオン 13.

2007年05月29日 | 乳がん闘病記
13.
 手術日が4月4日で抑えてあるので、早速入院手続きと入院前検査をその日にすませてしまうことになった。
 入院は4月2日の土曜日。本来なら手術日の前日に入院すればよいのだが、前日が日曜に当たるため1日早く入院し、希望があればその日は外泊して日曜日に戻る、という形が提案された。術後の経過がよければ、5日目に退院できると言う。順調なら占めて1週間ほどの入院だ。

 診療が終わると、15時半近くになっていた。また時間をとらせたことに対して詫びると、「いえいえ、患者さんが納得して治療に臨まれた方が、私たちもやりやすいですから…」とY先生は笑顔で返してくれる。「先生はまだお食事をなさっていないのですよね?」と訊くと、「はい、毎日こんなものです。効率の悪いダイエットですよ」と言って快活に笑った。「本当にお疲れ様です」と衷心から言えた。

 診療後、入院前検査を中央検査室で、入院手続きを事務室で、それぞれすませるように言われる。検査は、尿検査・血液検査・血液凝固時間検査・胸部と腹部レントゲン・心電図・肺活量検査と目白押しだ。

 中央検査室はガラガラだった。午前診療の患者はもうほとんどいないのだろう。血液検査の男性技師は同年齢くらいに見えるが、誰かに似ている。そうだ、高校の同級生だ。急に親しみを覚える。血液が固まるまでの時間を計る間、ひょうきんな笑顔で世間話をしながらリラックスさせてくれる。立ち仕事だし、午前の部の最後でさぞ疲れているだろうにと感謝する。血液凝固時間は標準範囲に収まっていると言われた。
 心電図と肺活量検査の技師は若い女性で、とても親切で感じが良い。肺機能検査は要領が要るのか何なのか、彼女は一緒に大きく吸ったり吐いたりする。1日中こんなことをやっていたら脳貧血を起こすんじゃないかと、他人事ながら心配になった。後に、彼女が入院中のルームメイトKさんの義理の娘さんだと判明するが、このときは知る由もなかった。肺活量は2,700cc。私の記憶では若い頃と変わっていないように思う。当時は少ない方だったが、この年齢では少なくないかも?

 親切なスタッフのおかげで、気持ちよく全部の検査を終えることができた。事務室のスタッフもみな人当たりが良い。この病院を選んでよかったと思った。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 久々家族全員海外旅行(3)... | トップ | 旅のエピソード&雑感(1) »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

乳がん闘病記」カテゴリの最新記事