早春の神戸（３） ～神戸市中心街～

　２月初めに訪れた神戸の様子をご紹介するシリーズの３回目は、三宮駅の周りの市街地をご紹介します。（★画像をクリックすると、大きい画像や別の画像が見られます。）

　　　　　　早春の神戸　～神戸市中心街～

　この日は昼過ぎの新幹線で帰京する予定だったので、２時間ほど三宮駅の周りで過ごしました。ここは神戸市の中心街で、官公署・オフィスが集まっています。
　　　　　　　

　三ノ宮駅をはさんで南北に「フラワーロード」という大通りが通っています。
　　　　　
　駅の名にも冠されている花時計(左)。生憎植え替え＆機械のリニューアル作業中でした
　
　　　　　　　　　　
　　　　　　　名前のとおり、道路脇の歩道に花壇があり、花々で彩られています。
　　　　

　　　　　　　　　神戸市庁舎１号館（高層）と２号館（低層：旧本庁舎）　
　　　　　　　　　　　
　現在の市庁舎１号館は平成元年竣工、耐震設計なので、平成７年の震災は免れましたが、２号館（旧本庁舎）は６階部分（水道局が入っていた）が押しつぶされ、水道を復旧するのに図面が必要で、余震の中図面を探すのに苦労したという逸話が残っているそうです。Wikipediaによると、「後に５階以上を撤去、再整備し平成８年３月１５日より５階建の庁舎として使用再開」とあります。

　　　　　　　　
　　市庁舎の南隣＠「東遊園地公園」にあるこの「マリーナ像」は、震災で倒れました（右裏画像）。時計はその時刻“午前５時４６分”を刻んだままにされています。このプレートには、「阪神淡路大震災により、このマリーナ像は倒れ、その際、時計が壊れました。震災の記憶を永遠にとどめるために、この時計は、その時を示しています」とあります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「東遊園地公園」
　　　　　　　　　　　　　　
　(左)市内各区の花のレリーフプレートが壁に飾られ、花が花壇に植えられています。　
　この公園の南端（この画像でいうと突き当たり）に波形模様の「慰霊と復興のモニュメント」とがあり、震災の犠牲者の名前が刻まれているそうです（時間の関係で足を運びませんでした）。「1.17希望の灯り」が灯されています。

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　市庁舎１号館の２４階にある展望ロビーが無料開放されているので、上ってみました。南の港側と北の市街地や六甲山系側が展望できます。この日は生憎の天気で残念でしたが、ボランティアガイドさんがいろいろ説明してくれました。

　　　＜港側の展望＞
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ズーム
　(左)阪神高速・フェリーのりば・ポートピアが見えます。右端の高層ビルは関西電力。
　(右)フェリーのりばには中国船が停泊していました。

　　　　　　　
　(左)上述の「東遊園地公園」。広場（グランド部分）はルミナリエの終着点でもあり、また居留地の外国人がかつてスポーツを始めた場所でもあります。神戸は横浜と並び、日本の「近代スポーツ発祥の地」といわれています。
　(右)黒っぽい建物は「神戸商工貿易センタービル」。霞ヶ関ビルに次ぐ古い高層ビルで、開港１００周年に建立され、それから４０余年が経っています。

　　　　　　　　　　　　　　＜山側の展望＞
　　　　　　　　　
　フラワーロード付近（裏画像）は昔生田川が流れていた場所で、河岸で地盤が弱いため、震災で建物が軒並み倒壊したそうです。（期せずして、夫が勤める会社の高層ビルが写っていました。）

　　　　　　　　　「神戸国際会館」
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　　　　　　　　　　　　　　ズーム
　円筒状のガラス塔(右)には、震災の犠牲者を慰霊して毎夜灯りが灯るそうですが、市民でもこのことを知っている人は少ないそうです。

　　　　　　　　　
　(左)窓に周辺の景色が映り込んで...
　(右)「神戸光プロジェクト」の「太陽光と影の芸術　デュエット“DUETTO”」（裏画像）

　　　　　　　　生田神社（緑地部分）
　　　　　　
　　　　　藤原紀香＆陣内智則が挙式したことで有名になりましたね。


　1.17希望の灯り （上述のこのサイトより）

1995年1月17日午前5時46分　阪神淡路大震災
震災が奪ったもの　命　仕事　団欒　街並み　思い出
…たった1秒先が予知できない人間の限界…
震災が残してくれたもの やさしさ　思いやり　絆　仲間
この灯りは　奪われた　すべてのいのちと
生き残った　わたしたちの思いを　むすびつなぐ


　シリーズ最終回の次回は、神戸の街で見つけた「神戸チックなもの＠takuetsu管理人基準」をご紹介します。お楽しみに！