えつこのマンマダイアリー

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里山カフェのコンサート ~オカリナの調べ~ 

2016年11月29日 | 音楽

 一昨日の日曜日、過去記事(「里山の隠れ家カフェ ~上谷戸の「ローズ亭」~」「里山カフェでティータイム ~トールペイントのオイル時計~」)で紹介した「隠れ家カフェ ローズ亭」のガーデンで、オカリナのミニミニコンサート(無料)を夫と聴きました。雨の確率70%という天気予報だった&雨天の場合は翌日に延期&翌日は他の予定が入っていたので、空を見上げながらハラハラしていましたが、無事にオカリナの音色を初めて生で聴くことができました。
 音を届けられないのが残念ですが、オカリナ蘊蓄(うんちく)も交えて紹介します(★これより下の画像をクリックすると大きい画像が見られます)。
 なお、カフェのブログこちらのページでも、この日の様子が見られます。

 

 調

 

 演奏者は、稲城市の教育部生涯学習課が主催している「いなぎICカレッジ」出身のオカリナ演奏の会の方々(アマチュア)で、このカフェでの演奏は2回目でした。
 プログラムは次のとおりです:
       (拡大してご覧ください)
 誰もが知っている曲を中心に構成されており、聴衆も一緒に歌って楽しむという趣向でした。
 音色はリコーダーに似ていますが、もっと優しくマイルド、そして素朴、といったところでしょうか…。

 くだんのWikipediaの解説によると、オカリナという名前は、「イタリア語の『小さなガチョウ(oca:ガチョウ rina:小さい)』に由来する」とか。「陶器やプラスチックなどで作られていても木管楽器に分類される」そうで、「イタリアや日本においては、名称から類推される通りの涙滴状の形をしたものが一般的だが、世界的に見れば丸形や角形などのオカリナも存在している。さらに、指穴の数や配置も決まっているわけではなく、6個から13個程度の指穴を持つオカリナが多い」とか。私の知らないことばかりでした。

 

    
 さらに、大(低音域:右画像)・中(中音域)・小(高音域:左画像)のオカリナを分担して演奏されていました。これは、「音域が1.5オクターヴ程度と狭いため、楽曲によっては移調したり、音域の異なるオカリナを使い分けるなどの工夫も必要になる」(Wikipedia)からだそうです。
 「日本で市販されているオカリナは C調F調あるいはG調が多い。名称はメーカーによって異なって」いるそうで、彼女たちは、C管・F管・G管と呼んでいました。

 C調(ハ調)・F調(ヘ調)・G調(ト調)というのは、その楽器によって相対音階(ドレミファソラシド)がそれぞれ絶対音階(CDEFGAHC or ハニホヘトイロハ)のC調(ハ調)・F調(ヘ調)・G調(ト調)に対応して設定されているということなので、そのまま担当楽器ごとに同じ楽譜を見て演奏すると、3つの調で演奏されてしまうのです。そのため、音域が広い楽曲では音域の異なるオカリナを複種使い、さらには、C管を基調にするなら、F管やG管をC調に移調して演奏する必要が出てくる、ということなのですね(私の理解&説明なので、わかりにくかったらごめんなさいm(__)m)。それはなかなかむずかしいことなので、彼女たちの場合は、演奏しやすいように恩師(故人)が移調済みの楽譜を作ってくれていたそうです。
 いやぁ、面白いですねぇ…勉強になりました。(演奏後、質問に答えてくださったみなさん、ありがとうございましたm(__)m )

 

           (大きくなりません)
 クリスマスメドレーのときにはお色直し?も…(#^.^#) また、MCの方(ご自身も演奏者)のトークがお上手で、いろいろと楽しませていただきました。

 

 
 コンサート後、カフェでお茶をし始めた頃、ポツリポツリと雨が…。なんというタイミングでしょう。ラッキ~(*^▽^*)v
 この日のケーキは、マロンのショートケーキとナッツたっぷりのケーキでした。

 

    
 10年以上前に買ったミニミニオカリナのペンダントをつけておりましたのよ(*^▽^*)

 

                              

 

 その前日は、地元の朗読の会「来る実」さんによる朗読の発表会を「稲城市城山体験学習館」稲城市中央図書館内)で聴きました。

     (拡大してご覧ください)

 バラエティに富んだ演目でした。樋口一葉の『おおつごもり』を、原文と口語文とを対比させて朗読したり…佐藤愛子のエッセイを語ったり…最後の朗読劇は、琴や尺八の伴奏も加わり、臨場感が増しました。

     


 目をつぶって聴いていると情景が次々浮かび、想像が広がるのが朗読の楽しいところですね。角田光代氏の『彼女のこんだて帖』からの連作では、登場した「かぼちゃの宝蒸し」が無性に食べたくなり、今度作ろうとさえ思わされました。
 また、朗読者によっては、朗読は発声や息遣いが歌うことと似ていると感じさせてもらったり、鼻濁音の美しさに改めて気づかせてもらったり…。さらには、知らない熟語を教えてもいただきました。「としょのひつじ」と聞こえた&文脈から意味は想像できたのですが、字がわからなかったので調べたところ、「屠所の羊」でした。みなさまはご存知でしたか? ここでも勉強になりました(#^.^#)


 慌ただしい日常から離れ、心穏やかな、心温まる時間を過ごすことができ、リフレッシュした週末でした。オカリナの会と朗読の会のみなさま、素敵な時間をありがとうございましたm(__)m また聴かせてください。

 


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