ご無沙汰しました ～２０１６ 私の夏～

（↑ 孫が幼稚園で育てていたアサガオ）

 

　１ヶ月以上ご無沙汰いたしましたm(__)m　その間に、遅めの梅雨明け、盛夏のオリンピック、台風万来…と季節が進みましたが、みなさまはどんな夏をお過ごしでしたでしょう。
　私は、こちらでお伝えしていたとおり、ドイツに発つ娘一家のサポートのため、7月後半を大阪で過ごし、月末に娘宅の引っ越しを終え、彼らを伴って帰京…途中で腰痛を起こしながらも、なんとかさらに半月ほど我が家で彼らの面倒を見て、今月半ばに無事ドイツに送り出しました。こちらでご案内していた地元での夏恒例の展示会とつどいも無事終え……。燃え尽き症候群で倒れ込むかと思いきや、あにはからんや、思いのほか動けております(#^.^#) 　ドイツは遠過ぎて、未だに孫ロスの実感が湧かないのです(^_^；
　この夏の東京は猛暑日や熱帯夜が少なく、比較的過ごしやすいようにも感じますが、不安定な天気とこの湿気には、さすがに閉口しますね。今日も生憎の雨模様でしたが、久々に涼しく、救われる思いです。

　ご無沙汰していた間の”私の夏”を、ダイジェスト版にまとめておきます（★これより下の画像をクリックすると、拡大画像や別画像が見られます）。

 

　～ ２０１６ わたしの夏 ～　

 

　　　　　　　　　　　　　　　
　６月に撮影したものですが、娘が住んでいた大阪豊中市のほど近くにある「EXPOCITY」（吹田市）より遠望した「万博記念公園」の「太陽の塔」。私の世代ならどなたもご存知、１９７０年開催の「大阪万博」時のシンボルです。
　当時小学生だった私がその足許で見上げたときの印象からすると、周りにさえぎるものがなくなったせいか、遠くから見ているからか、「こんなに小さかったっけ？」という印象でしたが、四十数年ぶりに眺めたその姿は、ひたすらノスタルジックでした(#^.^#) 　ガラ携で撮ったので小さいのが残念ですが、娘一家が大阪に転勤しなかったら、まず一生再見することのなかったであろう風景です。

 

　そして迎えた、たった１年と３ヶ月の大阪滞在に別れを告げる引っ越しの日…男手（婿）の欠けた海外への引っ越しは、２８年前の渡米時に私自身も経験しましたが、改めて大変な作業でした。転入国の規則順守や破損その他のリスク回避のため、梱包は業者に任せるのが原則ですが、船便・航空便・国内便（双方の実家への配送分）・トランクルーム行き・廃棄処分・手荷物の７種類に、それぞれ会社の制限枠内に収めながら分けるだけでも、幼児（３歳１０ヶ月）と乳飲み子（１歳５ヶ月）を抱えながらの作業は困難を極めました。繁忙期とあって業者も人手不足とか…２日に亘って朝から夕方まで目一杯かかりました。特に２日目は、エアコンを朝一で取り外してしまったため、炎暑の中での作業…(^_^;　目を光らせているつもりでも、ふと気つけば、下の孫が玄関から外へ出ようとしていたり、ベランダに出ていたり…椅子もベッドも運び出したため、授乳するにも座るに座れず、眠たがっても寝かせるに寝かされず……。ドイツに持ち込む荷物のための書類作りも煩雑でした。
　１日中私たちを振り回してくれた下の子とは対照的に、上の孫がマイペースで過ごしてくれたのは本当に助かりました。私と一緒によく聞いた「NHK みんなのうた」の♪とろろおくらめかぶなっとう♪がお気に入りで、家具が運び出されるにつれて反響がよくなる一室で、グルグル行進しながら何十回と飽きることなく高らかに歌い上げ…♪い～おんだんじなら～……♪（正確には「日本男児なら～……」）　それまでの日々は、眠くなるとぐずったり、夜泣きもしたりしていたのですが、引っ越し当日の特異な雰囲気を、子供なりに察していたのでしょうね…。

　

　やっとの思いで家を引き払い、疲労困憊で駆け込んだ新大阪駅前のホテル。夫が北米駐在期間に会員としてためているMarriottのポイントを利用しているとはいえ、アップグレードされて「ジュニアスイートキング」という最上級の部屋に泊まることに…w(☆o◎)w（エクストラのシングルベッドを入れてもらっています。）
　皆テンションが上がりまくり、引っ越しの疲れも吹き飛びました。がんばったご褒美です(^^)v　「このおうち、広いね～！」と上の子…(^_^;　

　　　　　　　　　
　「エグゼクティブラウンジ」で軽食をいただき、ほっと一息…。さらにこの後、娘ったらルームサービスで一番豪華な食事を注文w(☆o◎)w　とんでもないご褒美となりましたが、授乳しながら一番がんばったのだから、ま、いっか…(^_^；

 　　　　
　明朝、客室からの眺め。左手前が新大阪駅。右前方上空には、伊丹空港を離発着する飛行機の機影も見えて…（画像にはありません）。

 

　　　　　　　　　
　孫たちにとっては初めての新幹線。左上は、この時期にバカ売れするらしい新幹線弁当（中身を撮り忘れましたが、鶏肉の照り焼きや野菜の煮物がのった五目寿司でした）。立派な陶器で、重いのなんの…(^_^;

 

　
　我が家での日々…体を使って遊んでくれる叔父ちゃんを甥っ子２人が奪い合い、叔父ちゃんの面目躍如となりました(*^_^*)　きゃりーぱみゅぱみゅの歌に乗って、みんなでよく踊ったね～(*^_^*)　下の子にいろいろなものを壊されもしました(^_^;

 

　　　　　　　　　　　　　　
　あっという間に半月が経ち、最寄りの京王相模原線若葉台駅での早朝の見送り。この７月から就航するようになったばかりのこの駅始発のリムジンで、羽田に向かいます。
　リムジンがバス停に停まったとき、下の孫を追いかけて写真を撮っていた私を、「おばあちゃ～ん、バス来ちゃったよ～！」と呼び戻そうとする上の孫…。「早く、早く～！」と、何度も叫びながら駆け寄ってきたその姿をカメラに収めながら、「このバスに乗って、一緒に行けたらどんなにいいだろう…」と、バァバはつくづく思ったものです　
　「ドイツって、どんなところかなぁ…」という、期待と不安の入り交じった言葉とともに、彼は旅立ちました。バイバ～イ、元気でね～～　そのうちおばあちゃんがそっちに行くからね～～～……。

　そして、孫ロスのこの日、奇しくもSMAPの解散というセンセーショナルなニュースが日本列島を駆け巡ったのでした　私のハンドルネーム「takuetsu」のtakuは、そう、キムタクのことでございますよ。孫ロスとSMAPロス…私にとっては、忘れ得ぬ過酷な記念日？とあいなりました

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

　　　　　　　　
　下旬に地元で開催したくだんの展示会（↑＆↓）。お越しくださった方々に、この場を借りてお礼申し上げますm(__)m　そして、ほとんど準備に関われなかった私…会のみなさん、ごめんなさいm(__)m

 

 

 

　　　　　　　　　　　
　同じく、くだんの記事で紹介したつどいの様子。今年は、私の高校の同級生とのコラボがプログラムの一部で実現し、思い出深いつどいとなりました。Iさん、ご協力に改めて感謝しますm(__)m

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

　　　　　　　　
　唐突ですが、こちらはおまけのタヌキ！！　額や鼻の辺りが白いのでハクビシンかとも思いましたが、やはりタヌキですね。若葉台駅からものの１～２分のバス通り沿いの植栽のそばで、愚息が昨夜撮影したばかりです。彼は同じ場所で何度か見かけているので、近くに巣があるのでしょうね。今回は１分ほど見つめ合ったそうです(#^.^#)

【後日追記】(2016.9.3)：タヌキかと思っていましたが、さらに調べたところ、アライグマのようでもあります。息子が体形・姿勢・動きからして猫っぽかったというし、第一、尾に縞模様が微かに見えているような…？　ただ、背中に微かに見えている模様からすると、タヌキっぽい…？　画像が粗いのが残念です。
　なお、タヌキ・ハクビシン・アライグマの見分け方がこのサイトに載っています。ご参考まで。

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　

　娘宅の引っ越しを終え、最寄りのモノレールの駅まで、暮れなずむ真夏の日差しの中を、３歳の孫の手を引いて１０分ほど歩きました。坂道をやや前のめりの姿勢で、踵を少し浮かせ気味に、黙々と歩く幼子…歌い疲れ、辛抱し疲れ、さぞ眠いだろうに、空腹でもあるだろうに…そのそぶりも見せないしっかりとした足取りは、ほうほうの体の私の方が引っ張られるほど……建物の合間から差し込む強い西日に、「おひさま、まぶしい…」と時折つぶやくだけ……。そのときの彼の足取り、汗ばんだ小さな手の感触、東京とは違ったクマゼミの蝉しぐれ………それが、私のこの夏を象徴する”胸キュン”場面です…………