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(↑万松寺谷戸にて)
暑いくらいの好天に恵まれた先週と今週、東京都町田市の里山の谷戸巡りをしました。過去に何度か紹介してきた地域で、朝日新聞社(「森林文化協会」共催)が創刊130周年を記念して選定した「にほんの里100選」に、東京で唯一選ばれた里山です。くだんのサイトよると、この地域について、「多摩丘陵の歴史環境保全地域とその周辺集落。地元農家の管理組合が都と契約して伝来の農作業を行い、新しい入会(いりあい)の姿を築いた」と解説されています。
地域やフットパスについては、「町田市観光ガイド」の「ガイドウォークツアー おすすめ16コース」や「フットパス」をご参照ください。
また、谷戸(やと)については、こちらをご参照ください。一部を引用します:
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丘陵地が雨や川によって浸食されてできあがった谷を谷戸(千葉県では谷津(やつ)、東北以北では谷地(やち))といいます。
手のひらを下にして指を広げ、机においてみましょう。手の甲を丘陵に見立てると、指が尾根と樹林帯、指と指の間の部分が谷戸です。
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なお、この里山の今年の春の様子を、こちらの過去記事:「春の里山2021 ~町田の谷戸巡り(1) 奈良ばいと東谷戸~」・「春の里山2021 ~町田の谷戸巡り(2) 白山谷戸と五反田谷戸~」で見ることができます。gooアルバムで紹介しています。併せてご参照ください。
(★これより下の画像をクリックすると、大きな画像や別の画像が見られます。★リンクに別画像がある場合は、マウスオンするとその旨が表示されますが、ブラウザによっては読み込めない場合がありますm(__)m ★撮影日は2021年9月25日&29日です。)
秋の里山 ~町田市の谷戸巡り~
<神明谷戸@図師>
ここの田んぼにはヤマカガシが沢山いました(^^; 最深部にある池には「マムシがいるから気をつけて!」と、途中で通りがかりのおじさんに言われました(^^ゞ
蝶はタテハチョウ科のアカボシゴマダラ。亡くなった父がかつて蝶の収集家だった(生態への配慮から捕獲は最低限に留め、自分で飼育していましたが、放蝶はしていませんでした)ので、私にも多少の知識があるのですが、この蝶は私が若い頃は関東では見られませんでした。でも、近年、温暖化の影響で関東や以北で生息するようになったツマグロヒョウモンやナガサキアゲハなどとは、その原因が違うようです。くだんのWikipediaの解説から引用します:
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この関東を中心に拡散している個体群は、その外見上の特徴から、中国大陸産の名義タイプ亜種 H. a. assimilis に由来と推定されている。自然の分布域から飛び離れていることや、突如出現したことなどから蝶マニアによる人為的な放蝶(ゲリラ放虫)の可能性が高いといわれている。気候風土が好適であったために急激に個体数が増加したと考えられており、市街地の公園などの人工的な環境に適応しているので、今後も分布が拡大していくだろう。このように、典型的な外来生物であるために、もともと類似環境に生息するゴマダラチョウと生態的に競合するのではないかという危惧もある。
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<五反田谷戸@図師>
<万松寺谷戸@小野路>
<図師・小野路>
<東谷戸@図師>
東谷戸と次に(↓)紹介する奈良ばい谷戸は谷戸の奥同士でつながっているので、この道(↑)を進もうとしたのですが、先発隊?の夫がスズメバチがいるのに気づき、引き返しました。でも、この後選んだ別の道にもスズメバチが...(^^ゞ この日はスズメバチに阻まれ、2回進路変更を余儀なくされました。また、夫の足許でヘビ(アオダイショウだったと思います)がシュルシュルシュルッと動き、びっくりして悲鳴を上げる場面も…(^^ゞ でも、そういうところも里山散策の醍醐味です(^^)v
<奈良ばい谷戸@図師>
シシオドシ(ではありませんが…(^^;)の左画像は、赤とんぼとシュレーゲルアオガエルなのですが、最大に拡大してもよくわかりませんね(^^ゞ こちらをどうぞ!
4月に訪れたときには、ここは菜の花が満開でした(リンクにその画像が入っています)。現在は水菜のタネがまかれ、すでに芽が出ている状態です。来春も同じ光景が見られることでしょう(#^.^#)
おそらくオオタカの幼鳥と思われます。
この里山地区で撮りましたが、希少生物保護のため、生息地が特定できるような紹介をしないようにという呼びかけの看板があったので、場所は記しません。悪しからず…。
少し前までは、我が稲城市にもこのような谷戸の風景があちこちに残っており、オオタカやキジが生息する場所もありましたが、開発の一途で、里山の景色も野鳥もどんどん姿を消していっています(^^;