えつこのマンマダイアリー

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平和百人一首(46) ~継がれる平和への想い~

2014年11月20日 | 平和百人一首

 「平和百人一首」とこのシリーズについての解説は、初回記事2回目の記事をご参照ください。前回記事はこちらで見られます。

 なお、かなづかいや句読点は原文のままとするので、読みづらい点はご了承ください。

 

      平和百人一首        

たちさわぐ浪おさまりてわたの原 こぎゆく船の船唄のどか

                                      北海道苫前群羽幌町 田中 政一

 ハワイ奇襲に端を発した日米戦も、忽ちにして北はアッツ、キスカ、南はガタルカナルを始めとして、或は硫黄島に、或は琉球にと真にその名の通りの太平洋戦となつてしまいました。
 朝に夕に渦巻く砲煙は、逆巻く怒濤と和して連日連夜、物凄い修羅場となつて居りました。勝敗という問題は兎も角もとして、終戦と同時に太平洋上には再び平和が甦つて来ました。
 燦として輝く太陽の下、今はまったく浪おさまれる大海原に、久しく絶えて聞くことの出来なかつた長閑な船唄を唄いつつ、漁に出る漁舟の姿こそ、吾等が幾年も幾年も待ちに待つた平和そのものの姿でなくて何でありましょうや。平和百人一首募集に答えてのこの一首こそ、声高らかにして世界の人々に呼びかけたい私の気持一ぱいなのでした。
                                     (北の海沿いの小漁村羽幌町在住民 田中生記)                                                                                                                           

                

 


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