えつこのマンマダイアリー

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季節の花と和菓子 ~手作り体験講座(11月)~

2014年11月22日 | お菓子作り

 

 こちらの過去記事で紹介した、「多摩市立グリーンライブセンター」で月に一度開かれている「花と和菓子講座」というプログラムに、先日また参加してきました。講師の指導のもと、季節の和菓子数種類を手作りし、それにちなんだ自然や植物についての講話を聴くことができるという内容です。指導者は皆川和夫さん、TV東京のかつての番組 「テレビチャンピオン」の和菓子部門初代名人です。8月は箸置き作りの特別講座、9月は旅行で参加できず、10月は講座自体がキャンセルになり、和菓子講座は久々に受講しました。

 今回の季節の和菓子は、先月キャンセルになった分の栗鹿の子(クリカノコ)、そして11月分の黄身時雨(キミシグレ)。上生菓子(練切)は、山里(ヤマザト)・残菊(ザンギク)です。
 画像とともに作り方を紹介します。

 

栗鹿の子の作り方
 
<材料> (14個分)
あんこ玉            20g × 14個分
水蜜煮栗*           14個
くず粉               10g
上白糖              20g
  * 砂糖水でゆでた後、しばらく浸しておいたもの
 
<作り方>  
 
 

1.水蜜煮栗を作る。
 薄皮をとった栗をゆで(市販品のゆで栗でもOK)、砂糖水を加えて少し煮込む。一晩寝かせて甘みを浸み込ませる。
 翌日再び火にかけ、砂糖水を加えて少し煮る。

2.1の栗を板状に3~4枚に切る。

   
 
 

3.2の栗2~3枚であんこ玉を包む。

   
 
 

4.くず粉を水に溶き、中火にかけてよく練る。透明になったら上白糖を加え、よく練り混ぜる。

    
 
 

5.3の表面にハケで塗りつけてできあがり!

   
  

 黄身時雨の作り方

<材料> (14個分)
白あん              50g
水                 250cc
卵黄                3個
あんこ玉              20g × 14個分
上白糖               20g
水蜜煮栗             7個 (上記「栗鹿の子」の作り方1を参照)

<作り方>  

 

1.白あんに水を入れ、中火にかけてよく練り上げ、少し置く。

 

   

 

2.1を中火にかけ、よく混ぜるように練る。黄身を加え、手早く練り混ぜる。

 
 
 

3.そぼろ状になったら火から下ろす。

   
 
 

4.布巾の上に広げ、うちわであおいで冷ます(小分けにすると、早く冷める)。14等分する。

  
 
 

 5.あんこ玉を4で包み、丸める。

  
 
 

 6.5の上に半割りした栗をのせる。


  
 

   7.10分ほど蒸す。


  
 

 8.できあがり!
(割れていていいのです(#^.^#) )

  
 
 
山里の作り方
 
 

1.白あんであんこ玉を包む。

   
 
 

2.里芋をイメージして成形する。子芋もつけると可愛い。
 爪楊枝の先に桂枝粉(シナモンパウダー)をつけ、白あんの表面に爪楊枝を当てて模様をつけ、できあがり!(下図参照)

  

 

 残菊の作り方
 
 

1.白あんであんこ玉を包み、手で押えて少し平たくする。
 中央に花芯のスペース分をへこませて確保する。
 竹串2本を箸のように使い、白あんの表面をつまんで少し持ち上げるようにし、菊の花びらを作る。2周、3周すると豪華になる。

   
 
 

2.緑色の食紅で染めた白あん少量を手にとり、菊の葉をイメージして成形し、本体の脇に添える。
 黄色の食紅で染めた白あん少量を、花芯として中央に置き、雄しべをイメージして爪楊枝や竹串で何箇所か穴を開ける。
 できあがり!(下図参照)

 
 ※画像の中の手は、先生やら生徒やらいろいろです(^_^;
 
 
   
 残菊の花芯ですが...先生が黄色の食紅を持参し忘れてしまったので、赤い花芯になりました(^_^; これも、先生の作品と生徒の作品が混ざっています。
 なお、練り切りの形は、ここで紹介するものがすべてではありません。
  

  
 私の作品です(^_^;

 

                        
 
 この日の峰岸久雄講師(「みどりと暮らし設計工房」代表・ランドスケープアーキテクト・環境カウンセラー)の講話より、ごくごく手短にまとめておきます。テーマは残菊に因み、菊についてでした。
 
 ・奈良時代に薬用として、平安時代に観賞用として、中国からもたらされた。
 ・万葉集に一首も詠まれていない不思議な植物。
 ・菊作りは江戸時代中期頃から盛んになり、多様な品種、仕立て方が生まれた。
  菊人形は、文化年間(1804~1817 徳川家斉)に江戸巣鴨の植木屋(武家の庭の手入れが始まり)が始めた菊細工(芝居の役者を人形に)が起源と言われる。
 
 
 自分のメモを兼ねた参考情報です。
 
 「京菓子司 総本家 よし廣」「京菓子手作り体験キット」
    「一から練り切りを作るのは大変! これは便利でいいわ!」と思ったのですが、キット代+送料(関東 699円)...(^_^;
 「京菓司 甘春堂」 のHPより、季節の練り切りの画像をお借りしてコラージュ編集しました(リンク画像はありません)。あまりの美しさにうっとり...(*^_^*) 

     11月
    

     12月
    
  

                                

 長くなりついでに...この日のグリーンライブセンターのガーデンの様子を、コラージュで紹介します。生憎の小雨模様でした。

 

 

 

 長々とおつき合いくださり、ありがとうございましたm(__)m

 


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