(↑ 講師の作品)
通っているスポーツジム併設のカフェで、2月からアイシングクッキーのワークショップが始まりました。予め講師が用意したクッキーとアイシングを使い、季節に因んだデコレーションにチャレンジするという企画です。手作りクラフト(クリスマスリース・しめ飾り)・手作り味噌・手作り和菓子(季節の練り切り(11月) ・ (1月))のワークショップに続いて4種類目、受講料はティータイム込みで2,000円です。
(カフェには市販品もあります。現在は、ひな祭りのクッキーが出ていますよ。)
広義のアイシングには、Wikipediaによると、用途によって材料や手法がいろいろあるようですが、日本で「アイシングクッキー」と呼ばれているものは、「ロイヤルアイシング(Royal icing)」という英国発の手法によるデコレーションクッキーを指します。元々は生の卵白に粉砂糖とレモン汁を加えてアイシング生地を作っていたようですが、衛生面や扱いやすさから、現在は乾燥卵白と粉砂糖に水を加えて作ることが多いようです。着色は、アイシングカラーというジェル状の食用着色料(↓)を使って自由自在にできます。
今回のワークショップでは、バレンタインに因み、ハート型のクッキーにアイシングしました。6種類の見本(トップ画像 ↑)から好きなものを2種類選び、チャレンジしました。
2週間前のことで恐縮ですが、ご紹介します。
(★これより下の画像をクリックすると、大きい画像や別の画像が見られます。★リンクに別画像がある場合は、マウスオンするとその旨が表示されますが、ブラウザによっては読み込めない場合がありますm(__)m))。
カフェの洋菓子講座 ~食べるアート アイシングクッキー~
アイシングクッキーは、透明フィルムで作った絞り袋にアイシング生地を入れ、ハサミで小さく切り落とした先端の穴から絞り出し、文字や模様をクッキーにデコレーションします。
文字や線を描くには硬めのアイシング(以下、「ライン用」と書きます)を、広い面を塗りつぶすには緩めのアイシング(以下、「ベース用」と書きます)を使います。講師は、マスキングテープの色で区別して(前者を青で、後者を黄色で)いました。
長めの線や波形を描くときは、アイシングを浮かせながら描く(糸状に出てくるアイシングを、描く長さ分を先に絞り出し、高い所からゆっくり落としていくイメージ)のがポイントです。 ※アイシングが乾燥して固まってきたら、手でもみほぐすと柔らかくなります。 |
1.ライン用アイシング(ピンク)で、クッキーの縁に沿ってアウトラインを描きます。 ※ 場合によっては、左手でクッキーを動かしながら作業すると、きれいに描けるようです。 |
5.1~4はAタイプと同様にして、グレーのベース(左画像ではピンク)を作ります。 ベース用アイシング(白)で、適宜の間隔でドットを描きます。 |
5.1~4はAと同様にして、サーモンピンクのベースを作ります(この場合は、講師が予め作って乾燥させてあります)。 ベース用アイシング(白)で、ジグザグのストレートラインを何本か平行に&斜めに描きます。緩めなので、Bタイプのジグザグよりソフトな線のジグザグになります。 |
作業の後のティータイムも、楽しいひとときです。
大きな目と長~いまつ毛が美しい講師のF先生、この日が講師デビューということでしたが、とても落ち着いた、堂々とした講師っぷりでございました。幼いお子さんがいらっしゃるとは思えない美しさと落ち着きぶり…美しさは見習えませんが、落ち着きは見習いたいものだと、つくづく思いました(^_^; ありがとうございましたm(__)m
自宅に戻って記念撮影?! 少しはましに見えるかしら…(^_^;
F先生作の「ステンドグラス・アイシングクッキー」を求めました。誰にかって? それは内緒(^_^;
透明な部分は水飴、中にアラザンなど製菓用の飾りが入っています。全部食べられるんですよw(☆o◎)w
たまたま、このワークショップの前日に、NHKの「あさイチ」(2017年2月9日放送分)の「スマートライフ バレンタインデーに!アイシングクッキー」というコーナーで、クッキーアーティストの高橋洋子氏がアイシングの作り方を紹介していました。
ここにも貼りつけます。
copy-------------------------------------------------
<材料>(作りやすい分量)
- 粉砂糖 200グラム
- 乾燥卵白 5グラム
- 水 大さじ2
- アイシングカラー 適量
- 市販のクッキー 適量(直径5センチのクッキー20枚程度)
<作り方>
- 乾燥卵白に水を加えて溶けるまでよく混ぜ、こし器でこしながら粉砂糖に混ぜる*。
- つまようじの先ほどの量のアイシングカラーを加えて混ぜる。色を確かめながら少しずつ足して調整する*。
- 半量を透明フィルムで作ったしぼり袋に入れる。これが線や字を描く分になる。残り半量に水を加えてゆるめ、ベースになる分を作る。加える水の目安は30グラムに対して水が小さじ1。
- クッキーにベースを塗る。縁の線を描いて輪郭をつくり、はみ出さないようにその中に盛っていく*。できたら半日ほど乾かしておく。
- しぼり袋に入れたアイシングで字や絵を描いて*できあがり。
-------------------------------------------------copy
番組内で口頭で補足された説明を記しておきます。
* ・生の卵白(Mサイズの卵1個分くらい)でももちろんOKだが、乾燥卵白の方が計量しやすいという利点がある。
・卵白を茶こしを通しながら混ぜるのは、ダマがあると、絞るときに詰まってしまうため。
・混ぜるうちに生地が重くなるので、ミニ泡立て器や頑丈なフォーク(プラスティックなどは折れてしまう)などで混ぜること。
・粉がなくなるまでよく混ぜ、均一になり、角がしっかり立つまで混ぜる。
しばらく(15分ほど)置いてなじませる。
・ライン用(硬め)とベース用(緩め)、半量ずつ作る。
まず、ライン用を作り、ベース用は、ライン用に水を足して緩める。
ベース用の硬さの目安は、ヨーグルトくらいのぽってり感。
・絞り袋に入れたらセロテープで口を留め、乾燥を防ぐ。
・アイシング生地は、密閉容器に入れ、冷蔵庫で5日間保存可能。
但し、作り立ての方が作業しやすい。
* アイシングカラーは混色も可能。絵具感覚で使える。スプーンで混ぜる。
発色がよいので、爪楊枝の先に少しとるくらいでOK。まずは少量で色を見て、好みの色になるまで足す。
* ・ライン用で縁取りするのは、ベース用が流れ落ちないように、土手を作るため。
ベース用を、アウトライン=土手の内側に流し込むようにスプーンで入れる。
・クッキーを少し持ち上げて落としたり、左右にゆすったりすることを何回か繰り返すと、表面が平らになる。
(ブログ管理人注:高橋氏のベース用アイシングの方が、F講師のそれより緩いと思われます。)
* ・文字を描くときは、鉛筆を持つ要領で絞り袋を持ち、手を台に置いて安定させると描きやすい。
クッキーそのものの作り方も、同ページに載っています。ご参考まで。
次回のワークショップは、ひな祭りに因んだ和風のアイシングです。また紹介しますね。お楽しみに!
ブログを拝見させていただきました。
とても丁寧に分かりやすくアップされていて、面倒臭がり屋の私には出来ないですので、頭が下がります。
こんなに詳しく載せていただけるなんて感謝の気持ちでいっぱいです。
ワークショップは皆様でワイワイ楽しくお喋りさせて頂いたり、私にとってもとても嬉しい時間です。
まだ2回の開催ですが、これからも皆様に楽しんでいただける様に精進してまいります。
どうぞこれからも宜しくお願い申しあげます。
細かく書き過ぎちゃったかしら?と気になっていたので、ご覧くださり、また、心温まるお言葉をいただき、こちらこそ嬉しいですし、光栄です。ありがとうございますm(__)m
面倒臭がり屋? 何をおっしゃいますやら…面倒臭がり屋さんだったら、あのように繊細で美しい作品はできませんよぉ。
先生のデザインや色のセンスの良さ、そしてアイシングの技術に、少しでも近づけるよう、私も楽しみながら精進したいと思います(#^.^#)
また、おしゃべりが多いことを反省しておりますm(__)m