(↑ 我が家の五輪:スノードロップ)
平昌オリンピックが終わりましたね。大会を通じ、国籍やメダルの有無を問わず、若者がチャレンジし続ける姿は「清々しい!素晴らしい!ありがとう!」という感じでした。
今回の日本選手団では、兄弟姉妹の活躍が目立っていましたね。スピードスケートの高木姉妹、カーリングの両角兄弟と吉田姉妹、スキージャンプの小林兄弟、ノルディックの渡部兄弟、そして、アメリカ代表ですが日本人のルーツを持つアイスダンスのシブタニ兄妹…また、ノルディックの渡部暁斗選手とスキーハーフパイプの渡部由梨恵選手はご夫婦ですね。
本日、たまたま夫が北米から夕方帰国したところ、オリンピック選手の帰国と重なり、到着ロビーは大混雑、大騒動…身動きできなかったそうです(^^;
メダリスト達の帰国後の会見にも見入ってしまいました。ひょっとすると、競技のときと同じように、あるいはそれ以上に緊張した面持ちでありながら、それぞれがしっかりと挨拶していて、「さすがメダリスト!」と感心しました。また、メダルは取れなかったけれども共に努力した仲間やライバルでもある同志への想いや連帯感が、いろいろな選手の口から語られたことが、とても印象的でした。
でも、メダリストというと、とかく“特別な人”というイメージを持ちがちですが、決してそうではないのだなとも思いました。“普通の人が普通ではない努力を重ねた結果”、メダリストになっているのですよね。共通しているのは、アスリートとしてだけではなく、人となりとしても一流ということでしょうか。
過去の挫折や怪我を糧に、次の目標に向かって不断・不屈で真摯な努力を続けてきている…
過去にこだわるのではなく、過去を冷静に客観視・分析して前を向いている…
現状に甘んじず、金メダルという最高の目標を達成してもなお、次の目標をすぐに設定して高みを目指している…
勝っても負けても、現時点をあくまでも通過点として次を見据えている…
ライバルに敬意を払い、互いに切磋琢磨しながら共に高みを目指している…
輝かしい結果に驕ることなく、決して周囲への感謝を忘れない…
そんな共通の姿が浮かんできます。皆若いのに、すごいですねぇ。言い訳ばかりしてすぐ逃げ腰になる結果、何事も中途半端で終わる(終える)私は、彼らに叱咤激励される思いです(^_^; 特に、13年前の大病以来、とかく守りに入りがちな私…「もうちょっと攻めてもいいんじゃない?」と言われているような…(^^;
話は飛びますが、昨年の5月、羽生結弦選手の手形をカメラに収めていました。テレビ朝日の「若葉台メディアセンター」(少し下に画像があります)の公開日に訪れたところ、各界のスポーツ選手の手形が壁に…。
男性のわりには華奢な手なのでびっくりw(☆o◎)w リンク画像でわかるように、私の手と変わらない大きさ(むしろ小さいかも?)なのですもの。私の夫は、ここ数年、何十回となくトロント空港を利用しているので、羽生選手の姿を10mほど離れたところで見かけたことがあります。ごく普通の青年で、周りの人は誰一人彼が彼だと気づいていなかったとか。
でも、ここにあるように、見事初心を忘れず、初志を貫徹しましたね。怪我でリンクに乗れない間は、運動力学や人間工学を通信講座で学んでいたとか…後から聞けば、痛み止めを使いながらの日々で、本格的な治療はこれからだとか…もう、「お見事!」としか言いようがありません。快挙を成し遂げてくれたことはもちろん嬉しいですが、今後も現役選手として続けていくことを宣言してくれたことが、さらに嬉しいです(#^.^#) 後に続く人たちにとっても、きっとありがたい選択でしょうね。ゆっくり、しっかり治療した上でのさらなる飛躍を期待します。
白井健三選手の手は大きいのですが、内村航平選手は小さくて(リンク画像でわかります)、これにもびっくりしました。
逆に、徹子さんの手の大きいのにもびっくりw(☆o◎)w 因みに、私め、女性としては手が大きいんですよ(^^; ピアノを弾くので、節くれだった汚い手で、お恥ずかしいです。
閑話休題…若者たちの姿に感動し、勇気づけられた一方で、といいますか、だからこそ、その純粋でひたむきな想いや努力を利用するようなオリンピック運営は、ぜひ考え直していただきたいです。本来はオリンピック精神と無縁であるはずなのに、欧米優先の放映時刻設定に表われているように、巨大な利権が絡み、オリンピックが商用利用されている現実…。根強く残る、欧米優先のルール改正の問題もありますね。本当の意味での改正ならいいのですが、商業目的や一部に有利な身勝手な改訂では困ります。フィギュアスケートは、次のシーズンから大幅なルール改正が行われるようですが、選手の体を考慮した上での、フィギュアスケート競技の純粋な発展を目指した、公平な改正を行ってほしいです。ひたむきに努力している選手の足を引っ張るような形ではなく……。
最後に…ずっと気になっていた平昌オリンピックのエンブレムに触れておきます。私はハングル文字を知っている(韓流ドラマ見てますからね~v)ので、左の文字?図形?が「ピョン」の頭の子音「ㅍ」がモチーフだろうことはすぐわかったのですが、右の星のようなマークもそうだった(「チャン」の頭の子音「ㅊ」)のですね。さらに、「こちらのサイト」で詳しくわかりますが、左のマークは「天・地・人」を表わし、右は「雪・氷」を表わしているそうですよ。私は、それぞれギリシャのパルテノン神殿と太陽をイメージしているのかなと勝手に想像していました(^^;
次はパラリンピックですね。引き続き応援しましょう。そして、オリンピックの政治利用にも目を光らせ、国会審議にも注目しましょう。