ZZR1400に乗る原坊の日記。

カワサキZZR1400、2010年式のことをダラダラ書いています。アクセル全開はしま(できま)せん。ビビリミッター作動!

父親の言葉

2012-02-09 06:25:04 | 日記
私が二輪の免許を取ったのは、二十歳のときです。当時は大型二輪の教習制が始まるところで、私が通う教習所も認可を取るための教習生を募集していた時代でした。

中型二輪免許を取り、丸一年乗らず(爆)、二人乗り禁止期間が過ぎた頃、ZZ-R400を探しました。

私がZZ-Rを好きな理由、それは父が川崎重工で、広報のパンフレットを持ち帰ってくるのですが、そこに紹介されていたのが目に焼き付き、そのバイク以外知らなかった、というのが正しいかもしれません。

当然に父親もZZ-Rを買うことに異論は挟まないと思っていましたが、ある日父から呼び出されます。

親父 バイク買うんだって?
原坊 うん、いいでしょ?自分で稼いだお金だし。
親父 いいけど、なにを買うんだ?
原坊 ZZ-R400だよ、親父のパンフレットに載ってるやつ。
親父 ダメだ。
原坊 え?なんで?
親父 買うならアメリカンにしなさい。
原坊 え?なんでよ、興味ないよ。ZZ-Rしか欲しくないし。
親父 じゃあ買うな。
原坊 自分の金で買うのに、なんで車種で文句言われるんだよ。
親父 「俺の金で飯喰ってる間は、勝手は許さん!」

父の思惑は、若気の至りでの速度超過を抑えることでした。
アメリカンであれば上半身で走行風を受けますから、あまりにも出し過ぎなスピードに至らないだろう、と。

それからもう一つ、視界でした。前傾姿勢よりもアメリカンスタイルの方が視界がいいだろうと。
どちらも事故を抑止するには手っ取り早い方法です。

父の最後の一言はキツかったです。確かに自分で働いていても、父の家に住み、食事も父が稼いだ金から出していましたから。

そして、買ったバイクはホンダのV-TWIN MAGNAでした。

念願のZZ-R400を買ったのは結婚して自分の所帯を持ってからです。
でも、いまでも忘れていません、父の言葉。
そして、基本的に上半身を起こして乗るように心がけています。

写真のスクリーンに隠れるように伏せるのは、横風が厳しいときくらいですね。


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