「永遠の武士道」研究所所長 多久善郎ブログ

著書『先哲に学ぶ行動哲学』『永遠の武士道』『維新のこころ』並びに武士道、陽明学、明治維新史、人物論及び最近の論策を紹介。

遅ればせながら靖国神社に参拝して来ました

2006-08-22 11:24:02 | 日々の出会い・感動
8月18日の午後、遅ればせながら靖国神社に参拝した。境内は結構参拝客で賑わっていた。九段下の駅でも若い夫婦と子供が「靖国神社」の案内表示を指差して行こうとしていた。境内も若い人が多い。小泉首相の堂々たる靖国神社参拝によって、参拝の支持率は大きく上がっている。特に年配者と若い人々では7割近くが支持している。

崇敬奉賛会の会員証を提示して、昇殿参拝を行った。私の母の従兄弟「宮田辰雄」が昭和20年8月3日に22歳で戦死している。又、終戦後、父達第15期海軍飛行予備学生を復員させた後に自刃した松浦勉海軍少佐の両名の慰霊を行った。

遊蹴館で、特別展示「故郷の護国神社」を見る。明治の初めに創建された社や、日清戦争後の創建や昭和になって創建された社など、取り分けて明治維新史との関連で納得させられる。「護国神社」との社号は昭和13年の内務省の告示に基づいて昭和14年4月1日から「招魂社」に変わって称される様になったのとの事である。驚いたのは、殆どの護国神社が、終戦後社名の変更を余儀なくさせられた事である。今度、時間があった時に写してきて紹介したいと思う。だが、昭和27年の主権回復後には全てが再び「護国神社」の名称に戻っているのである。当時の日本人の思いが社号名にこめられている。

売店では、非常に多くの書籍やDVDなどが販売され、多くの人々で賑わっていた。私は、『平和へ誓約(うけい)』を購入したのだが、このDVDには「松尾敬宇とその母」のアニメが収められている。特殊潜航艇でシドニー湾に攻撃をかけて戦死された松尾少佐の事は、『大東亜戦争を見直そう』などで有名だが、今回その話がアニメ化されたのである。このアニメは、熊本県山鹿市の装飾古墳館で上映されており、熊本の新聞でも紹介されているのだが、装飾古墳館に問い合わせると「非売品で販売していない」との事である。所が、靖国神社で販売されていた。特別限定頒布価格が1800円と手ごろであり、是非お勧めしたい。それ以外にもDVDの『明治天皇と日露大戦争』『大東亜戦争と国際裁判』を購入した。これらの映画は、私が研修局長の時代に富士河口湖研修所で大学生に見せて大きな感銘を与えた映画である。1本3990円で少し高いが。

書籍では、『カプテン柳川留魂録』を購入した。インドネシア郷土防衛義勇軍(ペタ)の生みの親、タンゲラン青年道場の指導者であった柳川宗成氏の終戦後の「獄中短歌」とペタ関係者会の会誌『ボゴール通信』に柳川氏が寄稿された随想が収められている。獄中歌には、柳川氏の理想と挫折と闘魂とをかいま見る事が出来る。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿