ケイシロウとトークアバウト

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2016年当時の冬至にて

2021-12-22 23:42:00 | 日記




今から5年前の冬至のこと。
元大学教授の初老夫婦がいた。
夫のシンスケは国文学を担当していたが、
妻のヒロコは、
英文学の学部長をしていたので、
シンスケはヒロコに頭が上がらなかった。
おまけに、
ヒロコは上品でありながらも、
気が強かった。
が、
そんなヒロコにも悩みがあった。
破天荒な性格と、
カボチャ顔🎃にカボチャ体型していた妹コウコの存在やった。
実の妹とはいえ、
いつも大声で下品な話し方をするコウコに、
ヒロコは手を焼いていた。

この日、
冬至やからゆず風呂しようとか夫婦で話していた時に、
玄関先から、
コウコのダミ声で、
「ここは包囲された!お前たちを逮捕する!!」と響き渡った!

ヒロコは嫌々ながら、
コウコを中に入れた。

コウコは開口一番に、
「全くの景気の悪さにクリスマスケーキさえ買えないわ!」と言った。
ヒロコは冷ややかに、
「またアレのせいだと言いたいんでしょう?」と言うと、
コウコはムキになって、
「名前を言うなよ❗️アレの名前を言えば、全部おしまいなんだから❗️」と大声出した!

ヒロコが茶を出すと、
コウコは不満そうに、
「ナニよ😠この茶は⁉️木枯らし吹きまくられて凍えたあたしに出がらし入れやがって‼️」と声を荒げると、
ヒロコは、
「緑茶じゃないわ。レモンティーよ」と説明した。
シンスケもコウコの勘違いだと横から口を入れた。
コウコは悲しげに、
「あたしの人生は間違いだらけやった。だから姉は言うのよ!コウコはコウコ。上から読んでも下から読んでも、右から読んでも左から読んでも、コウコはコウコ」
ヒロコは冷たく、
「事実でしょう⁉️」と言った。

コウコはガチギレして、
「えばり散らかしやがって😡テメェはトカゲのタマでもしゃぶりやがれ‼️」と叫んだ!
ヒロコもガチギレして、
「下品な‼️心も顔も下品だわ‼️」と言い返す!
コウコは更にキレて、
「赤鬼にケツを食いちぎられろ🤬生き埋めにするぞ🤬このゲロアマが‼️」と叫ぶ!
ヒロコは超ギレして、
「感覚のおかしさに気付けないの😡⁉️なんでもアレのせいにして😡😡ズルん怪人とかいないのよ‼️」と叫び返すと、
コウコは悲鳴を上げた!
そして、
「言ったな!ついにその名を言ったな!!」と騒ぎ出した。
ヒロコは構わずに、
「あなたの人生はあなたがおかしくしたの❗️ズルん怪人のせいじゃないのよ❗️」と言い放つ!
コウコは負けずに、
「違うわ❗️全部ズルん怪人が仕組んだのよ❗️ズルん怪人は、この話し合いも今耳にしてるのよ❗️」とムキに言い返す!

そこにシンスケが間に入り、
「コウコさん。きょうは冬至です。これから昼が長くなり春へと時は移っていきます」と言った。
コウコは、
「春になってもズルん怪人からは逃げられないわ‼️」と叫んだ!
シンスケは気にせずに、
「ゆず風呂に入って行きませんか?心身が温まれば健康になります。そうなれば、ズルん怪人もあなたに手を出さないでしょう?」と言う。
コウコはこのシンスケの申し出に落ち着き、
ゆず風呂に入ることにした。
そして、
気持ちよい湯上がりの元に、
機嫌よく帰って行った。

次にヒロコがゆず風呂に入ろうとしたら、
携帯にコウコから電話があった。
そして、
「ズルん怪人にやられた❗️歯が浮いてナニも噛めないわ」と泣き言漏らした。
テキトーに通話を終え、
浴室に入ったヒロコは驚いた😳
湯船に浮かんでるはずのゆずがひとつも無かった😳😳
ズルん怪人のせいか😨❓
しかしヒロコは明確な答えを持っていた。
「ズルん怪人やない❗️あのカボチャ女のコウコがゆずを全部食ったんや😡❗️」、と。