これもかなり前の話。
東京府中市のとある中学に、
ヤマモトと名乗る新しい校長が、
新学期前日にやって来た。
その日は、
部活してる生徒と、
少数の教師がいたが、
新校長ヤマモトは、
廊下を走る生徒を罵倒し、
ほっぺたを引っ張った。
更に、
教師達には、
文武両道の尊さを解き、
この尊さを知らん者は、
用務員扱いするとまで言い出した。
そして、
職員室の机の並びが鬼門にあたると怒鳴り散らし、
配置換えをさせた。
ここに男子生徒会長がヤマモトに挨拶に来て、
「校長先生はすごく良心的な感じがします」と言うと、
ヤマモトは生徒会長の顔に自分の顔を近付けて、
「おんどれは人を馬鹿にしとるんか⁉️」と呟いた。
生徒会長は悲鳴を上げた🙀‼️
教頭がキレて、
「ナンデ怒る💢んですか⁉️校長先生をほめておられたのに」と言うと、
ヤマモトは、
「ナニか、言葉の裏に隠されていると思ったもんやから」と言い訳した。
そして、
ヤマモトは、
学校にいる生徒や教師を無差別に、
校内大掃除をさせた。
そこに、
教育委員会の人が来て、
ヤマモトに、
「あなたは東京の府中市赴任じゃありません！広島の府中市赴任です」と言われた。
ヤマモトは愕然として、
大掃除をさせていた教師や生徒たちを見回した。
当然、
みんな、
憎悪の眼差しを向けていた。
ヤマモトは一同に深々とお辞儀して、
「皆さまとはわずかなひとときのお付き合いでしたけど、良い思い出となりました。広島に行っても、皆さまのことは忘れません」と言った。
生徒の一人が、
「ナニがわずかなひとときだよ😡間違えて来ただけだろが😡😡‼️」とガナった！
こうして、
この騒ぎが収まった翌日、
新学期に、
新しい校長がやって来た。
こちらもヤマモトという名やけど、
あのヤマモトとは、
真逆に人間の出来た教育者で、
その後、
多くの生徒と職員に慕われた。