ケイシロウとトークアバウト

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星になったメタボ💫

2023-07-02 21:03:00 | 日記




今から50年前のこと。
花太郎という、
中年太りの小学生がいた。
花太郎は、
やたら部屋の窓からお空🌌を見るのが大好きで、
特に夜空を好んで、
寝ることなく、
夜空を見つめた。
そんな花太郎に、
友達など出来ることなく、
けれどお構いなしに花太郎はお空を見続けた。

いつのまにか、
花太郎は、
お空ばかりを見つめる日々となり、
引きこもりになった。
両親は、
花太郎に、
今にも意見しようと思ったが、
幸せそうにお空を見つめる花太郎を見て、
いつも断念するんやった。

時が経ち、
いつのまにか、
新世紀を迎えた。
(ケイシロウ、関係ないことかもしれんが、ナンで新世紀迎えても聖飢魔IIはいたんやろか🤔)

そして、
両親が悲劇に見舞われることになる。
お互いに、
アルツハイマーを患ってしまった。
自宅療養と入院の繰り返しの中で、
花太郎の存在は、
忘れられることになった。

更に時が経ち、
花太郎の両親は相次いで、
蓮🪷の咲いているところに旅立った。

親戚が集まることになり、
その中に、
半グレ集団のアズマが混じっていた。
アズマは、
花太郎に対してのぼんやりとした記憶があったので、
ひょっとしたら忘れられっぱなしで、
部屋の中でひとりホラー状態やないか😨
と、訝った。
そして、
不安のあまり、
自称霊媒師のパスコードがまみを呼んだ。

アズマと数人の親戚が、
パスコードがまみを連れて、
なかなか開けづらい花太郎の部屋のドアをやっとのことで開けた。

すると、
窓辺から、
夜空を見上げている直立骸骨があった。
パスコードがまみは手を合わせて🙏
「魂が天に帰っています」と言った。
同時に、
直立した骸骨が崩れて床に散乱した。
アズマはそのさまを見て、
「花太郎。あの腐れデブは星⭐️になったんだ」と呟いた。

ケイシロウ。
人は、
完璧なる美の虜になると、
飲食を忘れ不眠不休に求め続けると、
ギリシャの昔話にある。
が、
まさか、
現代日本にもあったとは、
驚き🫢

現在、
花太郎がいた部屋には、
花太郎の遺影を窓から空に向けたカタチで、
飾っているという。