ケイシロウとトークアバウト

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幸せに手をのばしても------

2023-07-06 20:58:00 | 日記




牧カオリは夕暮れの浜辺に来ていた。
そして、
上司に、
暑いから冷えた綾鷹を出してあげたら、
「俺は伊右衛門しか飲まんのよ😡」と怒鳴られて、
ウツが入った1日を振り返っていた。

浜辺に寄せる波が、
夕日を浴びてオレンジ色に打ち寄せる(表現が大げさなので当人に確認したらそのときは軽い熱中症やったらしい)。
牧カオリは思った。
地球ができた時の最初の波から、
今打ち寄せた波まで、
どれだけの数なんやろか?と。
おそらく億や兆どころやなく、
那由多を超えて、
無力大数に至るやろう。
そして、
更なる虚しさを覚えた。

そんな牧カオリのそばに、
高校時代のひとつ後輩のクロイという青年が来た。
二人はフツーに挨拶し合った。
そして、
互いに近況を語り合った。
その時、
クロイから、
ある虚しい話を聞かされた。
🔽
クロイは、
とあるコンビニでバイトしてたけど、
ダチたちが、
車やマンション買ったという自慢話に、
うんざり😮‍💨していた。
それで、
一緒にバイトしていたインド人の青年に、
「お前らはいいよな。カレー🍛食って、笛🪈吹いてコブラを操るだけで済むから。けど、俺らは競争社会に生きてるんだぞ」
と愚痴ると、
インド人の青年は答えた。
「あなたはふかはかではない」、と。
クロイは、
ふかはかではないとはどういう意味か考えに考えて、
ふかはか(深はか)やなかったら浅はかという意味やとキレたところに、
インド人の青年は、
「インドにはカースト制あります。上級国民は神、下級国民は紙なのです。それは生まれながらに決められています。カースト制は、人の誕生ガチャなのです。けどあなたにはカースト制は無い。タワマンに住まない限りは」と言って、
涙😢を浮かべた。
🔽
こうして、
クロイが語り終えると、
牧カオリは、
夕焼けに映える浜辺を見回し、
「クロイくん。見かけを気にしたら不幸になるだけよ」と言った。
クロイは頷いて、
「そうですよね牧先輩」と言った。
牧カオリは、
打ち寄せる波を見つめながら、
「地球が出来て最初に打ち寄せた波と今の波には優劣はないわ。見かけなんて幻よ。気にする方が馬鹿よ」と言った。
と、
そこにレフティとダチのジュードがローラーブレイド履いて走って去ろうとしたとき、
ジュードがレフティに、
「あれ😮二つ上の牧カオリがいるぜ。レフティ、牧カオリの顔レビューAからZまでで、どこやったっけ?」と問うと、
レフティは、
「Yだぜ」と言い、
二人は走り去った。
牧カオリはガチギレ🤬して、
レフティの後ろ姿に、
「誰がYやナマガキが🤬せめてWにしろ❗️❗️」と怒鳴った!
クロイは、
見かけを気にしないで生きることの難しさを実感した。