七転びくまモンはその日はうれしかった。
メタボ体型のおかげで、
知らないおばさんから、
「九州場所お疲れ様でした」と言われて、
5キロの白米をもらった。
また、
ブレーキが壊れた子供の自転車が七転びくまモンのぶよぶよ腹のおかげで静止できた。
子供の両親は喜んで、
子供に与えるはずのシュークリームを七転びくまモンに与えた。
そして、
子供の両親から、
「あなたの体は神さまのお恵みです」と言われ、
七転びくまモンの心は神を感じた。
こうして喜びに包まれながら家路に向かう七転びくまモンに、
エイジが、
「もう猟友会の心配しなくて良かったね」と声をかけた。
七転びくまモンの喜びの笑顔は消えて、
いつもの仏頂面に戻り、
「では、あなたを喰っても合法だと言うことになりますね😡」と言い返して、
プリプリしながら、
立ち去った。