馬爺が元自治会副会長の桃尻オヤジと2人で、
急に引っ越して行ったムスリム一家(イスラム教一家)の前に来た。
子供が3人もいたムスリム一家は、
毎日が賑やかやった。
5年前に、
この一家の末の男の子が、
日本人の友達からたこ焼きをご馳走すると言われて断った時、
(注:イスラム教ではタコは不浄の生き物に当たる為食うことは許されない)
「俺がおごるたこ焼きが食えねえのか😡」とガチギレされて、
小学校で仲間外れにあった。
その時、
泣きながら帰って来たこの男の子に、
桃尻オヤジは自慢のツヤツヤピンク尻を見せて喜ばせたもんや。
(完璧にわいせつ罪で刑務所行きだと思うけど😛 byススム)
そんな様々な思い出が2人の脳裏に蘇る。
そして賑やかで元気なムスリム一家がいなくなって、
この実画像の玩具用スケボーだけが残された。
馬爺は桃尻オヤジに、
「シリアが平和になったから帰国したんや。シリアでもアラビア魂で頑張れよ!」と言って、
シリアの平和を祈りながら馬爺は立ち去った。
それと入れ替わるように牧カオリが現れ、
桃尻オヤジに、
「あの一家はシリア人じゃないわ。エジプト人よ。それに引っ越しは半年前から決まっていたわ。引っ越し先もシリアじゃなく隣町なのよ」と言い、
「けど、自分が納得のいく筋書き作って、シリアへの平和の祈りを捧げたのは立派だわ」と付け加えた。
桃尻オヤジは、
「平和のシリアで見せ物商売したいです」と言った。
牧カオリは、
「シリアで尻屋をしようと思ってるのね。確かにあなたのお尻は綺麗だわ。まるでネオンよ。だけどシリアはイスラム教だから、あなたの商売は罪に定められるわ」とアドバイスして、
玩具用スケボーを見つめながら、
「あのムスリム一家がシリアとは無関係でも、馬爺の平和の祈りが実現しますように」と、
牧カオリも静かに目を閉じた。