とある寺の住職が亡くなった。
そして、
この住職の三人の息子たちが帰ってきた。
住職の妻は早くに亡くなっていたので、
この寺は誰が継ぐかで口論となった。
三人の息子たちには思惑があった。
それぞれ大きなローンを抱え、
寺を処分して、
悠々自適な生活を、
それぞれが目論んでいた。
この寺は、
山林から小川までの広い地を所有していた。
三人の息子たちは、
この地を分け合おうという考えは、
みじんもなかった。
それぞれが、
敏腕弁護士を高額依頼した。
弁護士を通した、
裁判への準備が整って、
勝利を確信しつつ、
三人の息子たちが帰ろうとすると------
於道(おどう)と求道(くどう)の二人の坊主👩🦲👩🦲が現れた。
於道(おどう)はたくさんの鈴が付いた錫杖を鳴らしながら、
「仏様来てください❗️仏様来てください❗️仏様来てください❗️」と叫んだ!
三人の息子たちが驚いていると、
於道(おどう)は、
「ここから出ていきなさい!不法侵入も甚だしい!」と怒鳴った。
三人の息子たちは、
この寺の亡くなった住職であり、
寺の相続権があることを訴えた。
すると於道(おどう)は目に涙😢を浮かべ、
「お馬鹿な者たちよ。この寺は本寺が所有する末寺なのだ。相続権があろうとは心にも思うなよ」と言った。
そして、
付き添いの求道(くどう)が、
この寺が本寺所有の末寺である証明書を見せた。
三人の息子たちは非常に落胆😞😔😔した。
払いきれないローンに加え、
敏腕弁護士への費用を前払い手続きしたからや。
それで、
三人は於道(おどう)と求道(くどう)に土下座して、
「ちびっとだけでもお寺の土地をくださいませ」と言った。
於道(おどう)は錫杖を持って、
「シツうブッしょォ~ッ!!シツうブッしょォ~ッ!!シツうブッしょォ~ッ!!」と叫びながら、
三人の息子たちの頭を順番に叩いた❗️❗️❗️
息子たちは頭を抑えて絶叫した!!!
於道(おどう)は三人の息子たちに、
「お前たちは本寺所有の清きところをいただこうとみ仏を軽んじたのだ!」と怒鳴って、
三人を追い出した。
その後、
この寺は、
本寺所有のイベント会場となり、
広い駐車場や飲食店とあいまって、
本寺を経済的に潤した。
そして、
三人の息子たちは、
このイベント会場の整備係りとして、
生計を立てるに至った。
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