やがて、世にも仲良しのカップルが出来上がります。
寝る時はいつも一緒に抱き合って寝、気まぐれなミーちゃんが出かけて行けばちょろちょろと後をおい、見失った彼が帰ってくればミャーミャーと鳴いて出迎え、駆け寄って舐め回し歓びを示す。まるで、まるで親子のよう。
そのうちに、猟りを教える季節がやってきました。それは夏で、ミーちゃんはどこからか生きた蝉を何匹も何匹も獲って来ては家の中に放ちます。
始めはミーちゃん自身が獲ってみせ、それをポチに見せます。ポチは、またこれがじっと熱心に眺め、次に放たれた時に挑戦します。後の左足が無いので、それはとても大変な作業なのですが、出来るまで、ミーもポチもやめないのです。
これが本能なのでしょうか?
猟りをするミーを見つめるポチも、練習するポチを辛抱強く見守るミーも、真剣そのものながらどこか楽しげで微笑ましいのです。
中には、一緒にするな!と怒られる方もいらっしゃるかもしれないのですが、同じほ乳類の私たちには、自分の持っている生きて行く知恵を年下の物に伝えて行きたいと言う、言うの言われぬ何かがあるように思えるのです。
ま、そう言う訳でその夏、家の中は死んだ蝉だらけ。いつも、家の中で蝉の羽音が聞こえていましたっけ。
寝る時はいつも一緒に抱き合って寝、気まぐれなミーちゃんが出かけて行けばちょろちょろと後をおい、見失った彼が帰ってくればミャーミャーと鳴いて出迎え、駆け寄って舐め回し歓びを示す。まるで、まるで親子のよう。
そのうちに、猟りを教える季節がやってきました。それは夏で、ミーちゃんはどこからか生きた蝉を何匹も何匹も獲って来ては家の中に放ちます。
始めはミーちゃん自身が獲ってみせ、それをポチに見せます。ポチは、またこれがじっと熱心に眺め、次に放たれた時に挑戦します。後の左足が無いので、それはとても大変な作業なのですが、出来るまで、ミーもポチもやめないのです。
これが本能なのでしょうか?
猟りをするミーを見つめるポチも、練習するポチを辛抱強く見守るミーも、真剣そのものながらどこか楽しげで微笑ましいのです。
中には、一緒にするな!と怒られる方もいらっしゃるかもしれないのですが、同じほ乳類の私たちには、自分の持っている生きて行く知恵を年下の物に伝えて行きたいと言う、言うの言われぬ何かがあるように思えるのです。
ま、そう言う訳でその夏、家の中は死んだ蝉だらけ。いつも、家の中で蝉の羽音が聞こえていましたっけ。