なかよしリトミックピアノ

神戸市垂水区のリトミック&プレピアノの教室です。

暗号なのか?いえいえ、秋の歌です その5

2011-09-04 23:58:26 | プレピアノ
秋には美味しいものがいっぱい

秋の野山にも美味しいものが、いっぱい。

柿に、きのこに、あけびに、むかご。

それを楽しみにしているのは、人間だけじゃない。

そう、冬ごもりを控えた、クマだっ!


で、5曲目は「むっくりクマさん」です。


しかし、歌詞は「穴の中で眠っているクマさん。目を覚ましたら、食べられちゃうぞ」
て・・・はっ!
冬の歌?

まあ、それなら冬にも弾けばいいさ、てことで。
大体、元はスウェーデン民謡だから、原曲の歌詞は全然違うだろうし

さて、最初に歌を覚えます。
日本語のあそび歌の歌詞の通りにすると、弾きにくいのです。
で、歌詞を
「むっくりくまさん×2 穴のなか。
眠っているよ ぐーぐー ×2。
むっくりくまさん×2 穴の中」に変えました。

そのほうが、音とぴったり合います。


一番、初歩の絵楽譜。

「♪むっくり」の「ドド」「レレ」だけ弾きます。
「♪くまさん」は?

クマさんのポーズします。

最初の「♪くまさん」より2回めの「♪くまさん」のほうが、音が高くなるので、
心もちポーズを大きくすると、いいですね。

「♪穴の中」は?
これもポーズです。

穴の中に入るように、だんだん小さく、低くなります。

「なんや、ポーズばっかりやんか!」
はい、すみません。仰るとおりです。

でも思うのです。
歌心あってのピアノ演奏。
気をつけないと、心の中で歌わずに
決められた音をボヤーっと弾く子になってしまいますよ。

導入から、「歌う」くせを付けましょう。


次の段階の絵楽譜はこれ。

これで、全曲をほぼ弾きます。

その次の段階は五線譜になります。

まずは右手だけ。

その後、左手は進度に応じていろいろな伴奏形をつけていきます。



暗号なのか?いえいえ、秋の歌です その4

2011-09-04 23:28:39 | プレピアノ
天高く、馬肥ゆる秋~

そう、秋には美味しいものが、いっぱい

サンマに、松茸に、お芋に・・・栗。

そう、栗は美味しい。

どんぐりと比べ物にならないくらい美味しい
(昔、ウチの息子が自然教室でドングリを食べて、
その”えぐみ”に辟易した、と言っていた

と言うわけで、秋の歌、4曲目は
「大きなくりの木の下で」

この曲で弾きやすいのは
「♪おおきなくりの 木の下で」の部分ですね。
2回もでてきますし。

まずは「木のしたで」の「ミミレレド」から始めましょう。

これは一番初歩の絵楽譜ですね。

「木のしたで」が弾けたら、「大きな栗の」です。
これもすぐ弾けます。

そして「大きな栗の」と「木のしたで」をあわせます。
途端にぐだぐだになります。
なぜ?

ファが曲者だからです。

小さい子は・・・なぜか勢いで隣の音に行きます。

なので、「ファ」は「要らない」と先に念押ししておきます。
(それでも、ドードレミミファになる子もいますけどね。ま、オッケーということで

「あなーたと わたし~」以降は、どうするかって?

歌うんですよ。振付けて

この部分は指くぐりが入ってくるので、2、3才さんはちょっと無理なのでね
(1本指奏法じゃ、跳躍が大変ですし


暗号なのか?いえいえ、秋の歌です その3

2011-09-04 20:51:31 | プレピアノ
秋になれば、かならず歌う子どもの歌。

そう、どんぐりころころ。
・・・は弾くのが難しいので、
こうやって使います。

で、もうひとつの「どんぐり」の歌。

♪どんぐり どんぐり こーろころ~
を弾きましょう。


観察したところ、鍵盤上で小さな子が弾きやすいのは

第1位・・・同じ音の連打  (ドドドなど)
第2位・・・順次進行の上行形 (ドレミなど)
第3位・・・2音の行きつ戻りつ(ドレドなど)
第4位・・・順次進行の下行形 (ミレドなど)
第5位・・・跳躍 (ドミソなど)

のようです。

弾きやすい第1位から5位ですが、2つ以上があわさると、
途端に弾きにくいようです。

たとえば、順次進行の上行形と下行形が連続して出てくる「かえるのがっしょう」。

ドレミファミレド が意外にみな、苦戦しています。

さて・・・
♪どんぐりこーろころ
は「こーろころ」が同じ音の連打で1番弾きやすいと思われます。

が、同じリズム形が4回出てきて、みな弾く音が違うのです。
1回目の 「こーろころ」は「ソーソソソ」
2回目は「ラーラララ」
3回めは「(高いほうの)ドードドド」
4回目は「(真ん中の)ドードドド」

移動は結構、曲者です。

なので、この曲で1番弾きやすいのは
ころころころころ(レドシラソファミレ)なのです。

そして弾いて楽しいのもここなのです

子どもにまずここを弾かせます。

ほ~ら、どんぐりが坂をころころころころ・・・してますねー

で、勢いで最後の「ドードドド」も弾いちゃおう!
わあ、これで曲の半分(くらい)が弾けたねー

と、盛り上げつつ、チビちゃんたちに弾いてもらっています


重箱の隅をつつくような、細かいことのようですが、
ちょいと「弾きやすい」「弾きたい」部分を先生が考えるだけで、
2、3才でも楽しく弾けるようです。





暗号なのか?いえいえ、秋の歌です その2

2011-09-04 17:19:19 | プレピアノ
さて、これはなんの曲でしょうか?


とんぼがいるから、「とんぼのめがね」?

ピンポーン!
正解です。

全然、旋律をなぞっていませんね。

どこをどうすれば
「ドーミミレレドレ ミミソソラソソ・・・」
になるのでしょうか?

これぞ暗号

答えは、
旋律は生徒は弾きません。
歌います。又は先生が弾きます。

低い竿のとんぼは「ソ」
高い竿のとんぼは「ラ」

旋律に合うほうの音を二分音符で弾きましょう。
(先生が上手に誘導してね)

童謡はけっこう音の上がり下がりが大きいので、
小さな生徒さんは弾きにくいです。

でも園で習ったお歌は弾きたいですよね。
たなばたさま とか
どんぐりころころ とか

そういう時に、この弾き方を使います。
左手で伴奏を入れる練習にもなります。


年中さん過ぎたら、最後の「とんだから~」は
これを足します


付点四分と付点二分は苦手なお子さんが多いもので・・・

暗号なのか?いえいえ、秋の歌です その1

2011-09-04 14:37:40 | プレピアノ
台風、すごかったですね。

警報発令で、レッスンはすべて休講。

5月頃からオーバーワーク気味だったワタクシには、
ちょっとしたお休みをいただけて助かりました。

で、休みの間に「秋」のレッスンの準備を。

秋の歌をいろいろと絵楽譜にしてみました。

まずは「まつぼっくり」

導入
歌を知っているのが大前提です。
この歌でリトミックレッスンします。

で、ピアノ。
レベル1

「♪あったとさ」の部分と同じリズムのところを、
手を打ったり、指差しします。

レベル2

「♪あったとさ」リズムの部分をドレミで歌い、ピアノ弾きます。
「まつぼっくりが ミドレ」ですね。

レベル3

「♪あったとさ」部分をリズム通りに弾きます。
「まつぼっくりが ミドドレ」です。

画像を見ただけでは、「は?なんのこっちゃ?」ですが、
これで結構子どもたちは弾けてます

歌うのと弾くのが混ざってますが、機械的に鍵盤を押すだけよりは
ずっと良いかと思います。