人生の雑記帳bytamatiyamaru

終活もそろそろ考えながら…日々の瞑想(迷走?)を大切に
身も心もととのえることが一番!

ひと夏の経験・・・

2014年09月03日 18時28分59秒 | こりゃんしょ福島
福島での一ヶ月間のボランティアが終わり、8月31日に自宅に無事に帰りました
自分では元気いっぱいで疲労感は感じることは無く・・・
帰宅して翌日から仕事してました
でも気が付くと遠くを眺めてため息をついてぼ~~っとしてしまうんです
やはり肉体的にも精神的にも相当疲労困憊していたようです
でも大丈夫ボツボツいろいろなことも再開していきたいと思っています



長いようで短い・・・短いようで長い・・・不思議なひとときでした
ボランティア活動の内容は特別養護老人ホームの手伝いです
東日本大震災のあとに建築された老人ホームへ25キロ離れたボランティア用のアパートから車で通勤しました
ユニットケアで定員36名のゆったりとした印象を受けました
すぐにお年寄りの方とも仲良くなり会話が弾み・・・いつも笑ってばかりの毎日でした
ほんとにいつも笑ってたなぁぁぁ

「おめぇの髪は真っ黒だの・・・真っ黒で艶々してら・・・」と言われておかしくて大笑い

「おねさん・・・500円貸してもらえないだかの?」と真剣に相談されたり

「一人娘は横浜に嫁ぎ孫も3人でき忙しい日々だったが震災の前の年に乳がんで亡くなった」
「おれになにも手間をかけさせない親孝行な娘でなんでも自分でやる娘だった」
「息子は年上の嫁をもらって、嫁の言いなり・・・おれの面倒は見れないって言われてここさへえった」
「娘が生きていたらおめさんくらいだかの・・・似てるよな気ぃするべ」
ベッドにちょこんと座って目も耳も悪くなった小さな94歳のおばあさんが言いました

若い頃は看護師をしていたという上品で美人のハナコさん・・・いつも私の姿を見つけては手をつなぎにきてくれました
私は前世はみちのくの地に生まれたのかもしれない・・・そんな親近感を強く感じる日々・・・

施設ではこれからを支える若い職員さんを育成するため勉強してもらう時間が必要でした
その勉強するための間、手の足りないところを全国各地のボランティアさんにカバーしれもらうためずっと途切れずに3年間ボランティアが入ってきました
そろそろ若手も育ってきたので今年いっぱいでボランティア派遣も終了しようかというところだそうです
貴重な時間を体験させたいただきました
とてもとても楽しく有意義でした
一ヶ月間常に前向きにお年寄りと対面してきたという清々しい達成感に浸されています
最後に小さな声で「長生きしてね」と一人一人(私が接した合計15人)をギュッと抱きしめました

ヒサさんという大好きな92歳のおばあさん・・・
私が行った時は暴言暴力がひどく職員さんもつねられて、皆腕に青あざができていました
でも話するととってもかわいくて素敵な方でした・・・
少しづつ打ち解け笑顔を見せてくれるようになりました
一年くらい前から頭頂部にメラノーマという皮膚がんができて今では車イスでの生活です
「皆さんと仲良くして元気でいてね・・・」と声かけると
「あんた・・・私が死んだら泣いてくれっか?」と言いながら泣くのです
私も涙が止まりません・・・今生ではおそらくもう会えないのですから・・・
たくさんの珠玉の思い出をありがとうございました
豊かで温かなふくしま
大好き・・・大切にします・・・
コメント (14)
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