人生の雑記帳bytamatiyamaru

終活もそろそろ考えながら…日々の瞑想(迷走?)を大切に
身も心もととのえることが一番!

楽園のカンヴァス

2013年01月20日 21時31分08秒 | 読書感想

昨年10月頃にブロ友さんがおもしろかったって教えてくれたので

図書館に予約していたのですがやっと今月半ばに貸出となりました

作者の原田マハさんは岡山に住んでいたことがあり岡山弁がところどころ使われていました

しかも主役早川織絵という女性は大原美術館に勤めているといううれしい設定でした(岡山在住の私には・・・)

原田マハさんは,「森ビル森美術館設立準備室」に勤めた経験を持っています。

その当時,ニューヨーク近代美術館にも派遣されていたとか……。その後フリーのキュレーターを経て,カルチャーライターに転身されたとのこと。そのご経験が,随所に活かされた作品です。

物語は,バーゼルという街を舞台に展開していきます。

『夢を見た』の持ち主の大富豪 バイラーは,MoMAのキュレーター ティム・ブラウンと日本人のルソー研究者 早川織絵に真贋の判定を依頼します。

2人のうちきちんと鑑定した方に,『夢を見た』の取り扱い権限を委譲するとの条件の元で,7日間の真贋鑑定が始まります。

途中,ピカソなども登場し,物語は意外な方向に展開していきます。

美術史にはまったく知識のない私もアンリ・ルソーという画家の書いた絵をネットで検索しながら読み進めました。

日曜画家とか遠近感のないへたくそな絵とひどく中傷され続け、ずいぶん貧乏したみたいですが

私はこのアンリ・ルソーの絵はとても好きだと思いました。

第22回アンデパンダン展への参加を呼びかける自由の女神

近いうちに大原美術館にも出かけてみようと思いました

 

 

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12 コメント

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ネットって本当に便利ですね。 (タヌ子)
2013-01-21 01:18:43
どんな作品を描いた画家なのか、すぐに画風を調べることができますよね。
ルソーの作品は、ナイーブアートに近くに、ナイーブアートに王国、クロアチアの人には愛される作品だと思う。
私はルソーの色使いが好き。
外出するたびに本を買ってしまう夫。
二度と読まない本ばかりがどんどん増えて、あちこちに本が氾濫。
是非図書館を利用して欲しい。
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本屋大賞のノミネート作品になりましたよね。対象を受賞するもしないもノミネートされたら沢山の人に読まれますよ~(^^) (igaiga)
2013-01-21 15:53:26
わたしはまだ読んでないんですが、読みたくなりました(毎回、本屋大賞に選ばれた本は結構読むようにはしているのですが)
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Unknown (ゴチ)
2013-01-21 16:44:46
キュレーターとしての原田さんの経験が生かされた物語になっているようですが、絵画の事も勉強出来て楽しいですね。アンリルソーはドガ、モネ、ルノアール等の印象派から飛び出して新印象派の展覧会への参加を呼び掛ける様子を描いたのがアンデバンダン展の絵になったようです。想像的な組織での路線の違いは必ずと言って良いほど出て来るような気がします。宗教が一番良い例だと思います。新印象派は点描写を大事にしたようですが、エリートとそうでない人達(アンリルソーなど)の溝の様なものを印象派との間に感じられます。二人の鑑定者が焦点を当てる真偽のポイントにも興味の湧くところです。
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今晩は~~~ (タケちゃんマン)
2013-01-21 23:24:16
美術館ってとっても生き甲斐が有りますよね~~
以前新潟県の十日町でしたが、そこには
「星の森の美術館」 が有り数回出かけた事が有ります、また 案内状なども届き、出掛けては十日町で「へぎそば」を食べては来ましたね~~~。
呼びかける自由の女神・・・ポスターから見える事は 本当に自由な女神・・様…ですね。
今夜から雪予報が・・・心配です。
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私、なぜか大原美術館には2回も行ってるんですよ! (ゆうしゃケン)
2013-01-22 22:05:11
娘が松江に住んでいたから縁があったんです。
 紹介されているこの本、面白そう。私も借りて読みましょう。決してビーナスに釣られてじゃないですから!?
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タヌ子さ~~んありがとう~~ (玉茶丸)
2013-01-23 19:26:47
遅くなりました・・・
私は美術関係や西洋史には弱いのですが
この楽園のカンヴァスはとても読みやすくて
絵のタイトルが出てくるたびにネットで検索しながら
「なるほど・・・」とか思いながらたいへん楽しかったです
ルソーは亡くなってからその価値が認められるようになった人なので生前は気の毒なほどの貧乏だったのですね
でも希望を持って自分の信念をキャンバスにぶつけ続けました
根底にやさしさや慈悲深さがある人なのでどの絵も
とてもやさしい印象ですね
クロアチアではナイ―ブアートとして人気なのですね
私もお金があれば買って毎日眺めていたいと思いました
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igaさ~~んありがとう~~ (玉茶丸)
2013-01-23 19:29:18
igaさんの読書量にはとうてい及びもしませんが
今年は月に一冊は本を読みたいと思っています
この楽園のカンヴァスは絶対に面白いです
igaさんなら一日で読破されると思います
読後感もさわやかで気持ちいいんですよ(*^^)v
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ゴチさ~~んありがとう~~ (玉茶丸)
2013-01-23 20:34:05
どうも美術とか西洋史には疎いのですが
この本のおかげでアンリ・ルソーがとても好きになりました
やはり芸術家というものは最初、
自分の価値を見出してもらえるまで相当な苦労を覚悟しないといけないのだと再認識しました
人真似ではなく流行でもなく、宗派でもなく
自分の中の芸術の爆発を貫くこと・・・
ルソーは貧しかったけど無垢な人でした
清貧そのもの・・・
二人の真贋はお互いを思いやるかばいあうすばらしいものでしたよ!!
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玉茶丸さんの感想よんでいたら (thumoria)
2013-01-23 20:34:06
またまた読みたくなりました。
ミステリーだけどいろんな知らない世界も
垣間見れるし美術史にも知的好奇心を
そそられるし・・・
大原美術館、行ったらぜひ記事にしてくださいね。

実家の80になる母もこの本を読みました。
私が帰省した時、一緒に大原美術館へ
行く約束をしています。

とってもとっても楽しみです♪
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タケちゃんマンさ~~んありがとう~~ (玉茶丸)
2013-01-23 20:37:17
近くに美術館や博物館があるのは知的刺激になって
とてもいいですよね
私もなかなか興味がないので行かないのですが
倉敷まで足を延ばして大原美術館に行きたくなりました
この自由の女神の絵はとても美しいでしょ?
色合いがやさしく儚げでルソーそのものだと思いました
やはり作品を通してその人の思想や心が伝わるのですね
雪はどんなですか?
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