外国人留学生の43.6%が中国人!!
物価が安くて大学の授業料も安いとなれば中国人の富裕層の子供が
日本へ押し寄せるのはわかりきっている事。
中国人が日本で起業し日本人が使われる時代が目の前に
迫ってきている。
平和ボケした日本人はなんて暢気なんだろう!!
ソースから
日本は家計に占める教育支出の負担が、先進国でも高いことが明らかになっている。ところがこの日本の教育を「安くてコスパがいい」と思っているのが、中国人である。『週刊ダイヤモンド』2021年8月28日号の第1特集『安すぎ日本 沈む給料、買われる企業』では、安くなった日本のさまざまな局面をレポートしている。この特集に関連して、日本人にとっては高い大学教育に群がる中国人の動向をお伝えする。(ジャーナリスト 高口康太)
コロナ禍が収束すれば
中国人留学生は大きく増える
「コロナ禍が収束すれば、中国人留学生は大きく増えると予想される。学費の安さは大きなメリットだ」
東京・新大久保で、中国人向けの進学予備校「行知学園」を経営する楊舸(ヤン・グー)社長は言う。この話を意外に思われる方も多いのではないか。日本国内ではむしろ大学の学費高騰こそが問題視されてきたからだ。
文部科学省によると、国立大学の授業料標準額は1989年に33万9600円だったのが、2019年には53万5800円と58%増えている。私立大学の平均額も同じ期間に、57万584円から91万1716円へと60%増えている。
それでもこの額は、米国や英国など世界から留学生を集める国と比べるとまだまだ安い。
「中国人にとって一番人気の留学先は米国だが、大学ごとに学費がまったく違うため、単純な比較は難しい。だが、一般的な大学でも日本の私立大学医学部ぐらいのコストは必要になる」(楊社長)
中国の留学仲介企業Dream Goが「2020年の米国留学費用」として紹介している事例がある。ペンシルベニア州立大学に留学した場合、学費は年3万2382ドル(約355万円)、住居費が約1万2000ドル(約132万円)。諸費用すべてを合算すると、年に5万~6万ドル(約548万~658万円)の費用が必要になるという。いくら中国人が豊かになったとはいえ、一般の中産層には厳しい負担だ。
米国留学にかかる費用に比べれば、数分の一のコストで住む日本留学はいかにも「おトク」。学費と生活費は、一般的な中国の世帯でも仕送りで賄える。以前ならば都内のコンビニや居酒屋のアルバイトは中国人留学生が多かったが、最近ではバイトをしないで仕送りで生活する学生も多い。
学費免除が認められやすく
コスパが高い日本留学
そして楊社長は日本の国公立大学への留学の「コストパフォーマンスの高さ」を指摘する。「私立と比べて学費が安いだけではなく、学費の完全免除や一部免除の申請も認められやすい。成績優秀者に対する給付型奨学金も用意されている」と言うのだ。
こういった安さに加えて、選択肢の豊富さも魅力だ。
世界大学ランキングで近年、日本勢の苦戦が報じられることが多い。最新の英タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)のアジア大学ランキングでは清華大学が1位、北京大学が2位と中国勢がトップを占めた。その後も、シンガポール、香港の大学が並び、7位の東京大学でようやく日本勢が顔を見せる。アジア全体のレベルが上がるなか、日本勢のランクは低下傾向にある。
しかし、「日本の大学にも魅力はある。特に農業から工学、最新のAI(人工知能)まであらゆる分野を網羅している点は強みだ。留学生も最初から専攻を決めている人ばかりではない。学びながら将来を考えたい学生の場合、選択肢の豊富さは強みだ」(楊社長)
中国人の日本留学熱の高まりには、まだ要因がある。
日本語での大学入試受験は
5年で10倍に増加した
遼寧省大連市に、桜華高級中学という私立高校がある。20年秋に新設されたばかり。「サクラスクール」という通称が付けられていることからも分かる通り、日本語教育を売りとした学校である。近年では日本語コースがあることを売りとした私立高校が増えつつある。
その背景には、大学受験で英語の代わりに日本語で受験するという「裏技」が広がったことがある。同じ漢字文化圏の日本語ならば、短期間の学習でも高得点を取りやすい。英語が苦手な生徒でも受験で勝つための方法としてここ数年で一気に火が付いた。日本語での大学入試受験生は2016年の約9600人から2020年には9万6000人と、5年で10倍に増加した。
「受験テクニックとして日本語を学んだ人は確かに増えている。勉強し始めてから日本への興味を持ち、せっかく勉強したのだからと日本留学を選ぶパターンも少なくない」(楊社長)
また新型コロナウイルスの流行によって、なかなか帰国できずに留学先に取り残された人も多かった。こうしたリスクを考えると、日本の地理的な近さも留学先として再認識されているようだ。
2020年度の中国人留学生数は12万1845人(留学生全体の43.6%)と、前年度比2.1%のマイナスとなった。コロナ禍の影響が見て取れるが、留学生出身国の上位5カ国・地域の中では、減少幅は最も小さかった。コロナ禍が一段落すれば、さらに大量の中国人留学生が「日本の教育はコスパがいいね!」とやってきそうである。