丹 善人の世界

きわめて個人的な思い出話や、家族知人には見せられない内容を書いていこうと思っています。

給食

2009年02月04日 | 個人史
中学校では地域によって給食のある学校やない学校もあるけれど、小学校に関してはほぼ全国的に給食があるはず。それは昔もそうだったはずなのだが、僕は小学校3年生で転校した学校では全校生徒2000人の超マンモス校だったためか給食はなかった。
ということで給食を食べたのは2年間しかない。昔はコッペパンの給食ばかり。特にメニューで記憶に残る物はないけれど、一つだけ強烈に記憶に残っている物がある。

何かの行事の時だった。珍しくゆで卵がついていたのだけれど、僕に与えられたゆで卵をむいてみると、中から出てきたのは、羽化しそこないのひよこになりかけのもの。有精卵ならときたまありえるものだけれど、めちゃくちゃショック。どこかの国ではそれをわざと作って出すメニューもあるようだがとても我慢が出来ない。
それから数年間は卵が食べられなくなってしまった。

僕より上の年代では脱脂粉乳のミルクがあって飲めた物ではなかったそうだが、僕の時代にはまともな牛乳にはなっていた。それでもまだそんなにおいしくはないが。

中学校では給食がないかわりにミルク給食というのがあった。牛乳だけ配給されるのだが、冬になるとわざわざ大きな貯蔵ケースで温めて出される。味は元々いまいちなのだが、これを温めるとさらに美味しくない。残す生徒もかなりいた。休みの生徒がいると誰かがその人の分も飲んだりするのだが、よく貰って飲んだりしたが必ずその日はお腹を壊した。それでも時には3本飲んだこともあったが。まずいのにわざわざ飲むのは、もったいない精神だからか。