丹 善人の世界

きわめて個人的な思い出話や、家族知人には見せられない内容を書いていこうと思っています。

脱臼

2009年02月16日 | 個人史
池田に住んでいた時に、3回腕を脱臼している。
子どもの関節ってお皿に乗せているだけみたいな感じで、まだしっかり安定していないと説明された。大人になるとしっかりと固定されるようになるけれど子どもだといつはずれてもおかしくないと。

で、ほとんどは腕をねじられてのことなんだが、両腕ともう1回はどちらかの腕の肘をはずしている。まあ痛いのなんのって。神経ってのはまともな状態で正常に働くので、少しでも異常だと悲鳴をあげる。そういう風にできていて警告を発するようになっているんだが、まあ脱臼って超異常状態だから。子ども時代は超泣き虫だからというわけでもなくとにかく泣きじゃくった。

家から10分くらいだろうか、駅を挟んで反対側に行ったところに整骨医があった。柔道もやっているところで、昔から柔道では関節を決めることも多いからよく関節をはずすこともあるのか柔道経験者で整骨医を開設している人は多いようだ。
ということで、この医者に3回お世話になった。はずれる時ってのは大変なんだが、専門家にかかるとあっというまに元に戻る。見事な物だ。3回も見ていたら自分でもできそうに思えるけれどとてもじゃないが自分では怖くて出来ない。以前にキャンプの引率に行った初日に足をはずした生徒がいたが、体育教師ではめられずに寝かしたままで車で病院まで運んだこともあった。少しでも動かすと痛いのが実感としてわかるので移動が大変だった。

関節を元に戻してもしばらくは固定しないといけないので腕を吊って一週間ほど固定する。その間その腕は使えない。そんなこともあったのか、利き腕でない方の手を使うこともけっこうあって、箸とかは左手でも使えるようになった。

池田時代に3回もはずしているのに、引っ越ししてからは一度もはずしたことはない。意識して気をつけているせいもあるのだが。