ミント・サバイバル

庭師のお兄さんに抜かれてしまったと思われたミント。
何ミントだったかは忘れたけど、どうやら根が無事だったらしく、生き残っていた。
よかったよかった。
隣には薄荷がビシバシはびこっている。
もう少ししたら移植しないと混ざりそう。

玄関前は鉢植えのマーガレット、去年埋めたまま忘れちゃってた水仙、今年新たに植えたティヌス、フェンスには名前が思い出せない白い花が花盛り。先日新たにワイヤープラントと、芝桜っぽい何か（名前がわからん）を植えた。勿忘草の苗が欲しいな。
桃が、咲こうかなと思ったらしいが、ここ数日の花冷えで、やっぱりやめたらしい。

ハッピーゴールデンアイスクリーム！

昨日の夜、夕飯の後に台所で洗い物をしていたらぽんぽんが来て、なんだかんだと無駄話をしていて、
「そういえば最近、三省堂に行ってないねえ」
と私が言い、
「そうだねえ」
とぽんぽんが言って、
「明日行こうか？」
と、全く同じタイミングで、同じスピード、同じイントネーションで、言ってしまった。

最近、こういうことが多くて、
「またかよ……」
と、二人で思わず肩を落とす。

いやいいんだけどさ。
おもしろいんだけどさ。

そして翌日、久々の三省堂。
お昼はロシア亭で、これも久々のボルシチ。
あれやこれやと立ち読みした挙句、村上春樹のエッセイを一冊買った。
ぽんぽんは参考書類と、なぜか短歌の本を買った。
「最近、短歌、おもしろいなと思って」
「……」
私も最近、そう思ってたところだ。

その後、おばあちゃんと待ち合わせて、ご近所のスーパー銭湯へ。
なかなか楽しい1日だった。

雪柳

「そうだ、この道を曲がったとこに雪柳がたくさんあったはず」

と、自転車のハンドルを切ったら、今年は見事に刈り込まれていて、全然咲いてなかった。

「……」

そういえば、雪柳のにおいって嗅いだことないな、と思って、別の雪柳に顔を突っ込んでみた。

「……」

なんか変な匂いだった。

いろいろ残念だったけど、雪柳、大好き。

ふんっ！

2年前に腎臓に異常が見つかって、でも奇跡の生還を果たした猫のチューダ。とはいえ、腎臓の機能は一度壊れるとと戻らないそうで、

「まあ、細く長くね」

と、獣医さんにもいわれていた。

その後、こいつ、どこが具合が悪いんだ？と首をひねるくらい元気に過ごしていたけれど、先日、ストーブの前で座っている後姿を見て、

「あれ？背骨が目立つな」

と思って体重をはかったら、 500グラムくらい痩せていた。慌てて獣医さんに連れて行ったら、やっぱり腎臓の数値が悪化している。

まあ、いつかはこうなるかなと思っていたことではあったんだけど、やっぱり切ないなあ。

最近は餌を食べたがらないので、ミキサーにかけた柔らかい餌をシリンジで口の中に突っ込んでいる。1日4、5回やるので、最近は私の顔を見ると、

「げ、またかよ」

という顔をするように見える。

なのになぜか、チューダは朝5時きっかりに、私を起こす。私はあと30分寝たいので、知らんぷりするのだが、そうすると私の顔の周りを、

ふんふんふん……

と、嗅ぎ回る。そして今朝、なにを思ったのか、私の耳に鼻先を突っ込んで、

ふんっ！

と息を吹き込んだ。

「うぇ！？」

と思わず飛び起きた今朝だった。

もう少し元気でいておくれね。

お彼岸

「たまにはおじいちゃんに挨拶せんと」
と、ぽんぽんがお彼岸の法要についてきた。
住職の読経は相変わらずで（笑）、住職の師匠筋のお坊さんのお話はおもしろかったけど、いろいろと不思議に思うことも多くて、
「仏教勉強したいなあ」
としみじみと思ったけど、その前に読むべき本が山のようにある。まあ、のんびり行こう。
ぽんぽんは、読経の間ずっと船を漕いでいて、帰ってきても、
「眠気スイッチが入った」
とか言って、ずっと布団に潜り込んでいた。様子を見に行って、布団をめくり、
「ここんとこ忙しかったから疲れたかねえ」
と言ったら、
「いや、それほどでも。春ですからねえ……」
と、むにゃむにゃ言っていた。
変なやつだ。