未来への絆 【江戸っ子畳職人物語】

この物語は畳の仕事や日々の暮らしを通し
      家族の愛と信頼を
  余すところ無くブログ化したものでる。

熊本県畳表産地研修一綴り。

2010年02月08日 21時13分09秒 | 熊本県畳表産地研修

 

今晩は。久方振りにございます。宜しくお付き合い頂きたいと、存じます。

この度、畳の原材料(畳表)で原料でもある、イグサ栽培日本一の熊本県八代に

イグサ・畳表産地研修をさせて頂きました。熊本県八代に行くのは10年振りでした。

前回は、色々な場所や生産現場を見学するだけででしたが、今回は実際に、イグサの

選別体験・イグサの加湿体験・仕上げ作業体験、等を体験させて頂きました。

(詳しいお話は、又後日にでもお話させて頂きます。本日は気持ちが先行しております)

今回、一番に思った事は、生産現場に行き、見学するだけではなく、実際に生産現場で

生産者様とお話をし、体験する事によって、いかに畳表が素晴らしい農産物だと言う事を

肌で感じた次第です。イグサを栽培するにあたり、その年その年の天候の違いによる

栽培管理。自然相手に、こんな大変な事は無いと思います。畳表に織り上げるのも

実際に自分で製織させて頂いた畳表は物凄い状況でした。とっても難しかった。

その時期の温度・湿度・時間帯や風向き、沢山の条件下の中で生産者様は、その時

その時の頃合をイグサと会話して最良の畳表に仕上げております。この事は自身で

体験する事によって、いかに難しいことか、感じ得る事がました。

生産現場を何も知らず、人から聞いた話や、かじった程度の知識で、今まで商売していた事が

とっても恥ずかしく、情けなく感じました。でもある生産者様に、「今から変わるんだよ」

「ここからだよ」って背中を強くココロで押してもらい、イグサの事・畳表の事・生産地の事

畳に対しての意識が強く変わりました。今回の生産地研修は、これから畳業を営む

上で、私の宝物になりました。学ばせて頂いたこと、感じた事を、これからの日々に

生かして参る所存です。これを期に、時間を作り、どんどん勉強しに行きたいと思っています。

今回、勉強させて頂きました、生産者の皆様、本当にありがとうございました。

お客様へ沢山の畳への愛情を自身の温もりも込めてお伝えして参ります。

P.S

此度、このような貴重な体験をさせて頂きました、組合の皆様

本当にありがとうございました。そしてニブヤ畳店様。本当にありがとうございました。

同じ時代に生まれ、同じ家業を有し、共に勉強できた事。私の誇りです。

ありがとう。又勉強しましょう。