この企画展、図録(¥2200)を買うとじつに面白い。
表紙
裏表紙
。
冒頭にヤゲオ財団からのメッセージ。
チェン氏のアートに対する好みは、”色鮮やかなこと” ”強いこと” ”強烈な色彩” と述べられています。 会場の作品はまさにそうです。
私の好みもチェン氏と共通するのですが、もう一つ情感が加わります。
ページをめくっていくと、台北のチェン邸の写真。 美術館ですね。
邸宅の内部。
香港の邸宅内。
東京の邸宅内。
これも東京の邸宅内。
ヤゲオ財団所蔵の主な彫刻作品。 草間彌生の南瓜も
そして展覧会の冒頭のイントロダクション。
以下、図録での作品紹介が続きます。
そして、この展覧会のキュレータである保坂健二郎氏(東京国立近代美術館)のQ&A形式の解説が面白い。
なぜ美術館でコレクターの展示会が行われ、現代美術が「世界の宝」と呼ばれたのか?
と題して、アート・マーケットの”今”が語られます。
美術館とコレクターの”力”関係の変化、アジアの力の増大
そして、そもそも美術作品の「値段」はどうやって決まるのか?
など、小説のように一気に読んでしまいました。
もう一度、この展覧会に行こうと思っています。
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