2013年11月22日。
《中東地域の中心となる人々と言えば、そう。それは言わずと知れたアラブ人。しかしこのアラブ人という人々、なかなかの曲者なのだ(笑)。ここでの「曲者」という表現はもちろん愛着を込めて僕は書いているのだが、いやいや。なかなかに面白い人たちなのだ!》
ヨルダンからイスラエル、そしてエジプトと放学している僕。今まさに「中東」にいるわけだが、この地域に主に住んでいるのは、いわゆるアラブ人だ。
アラブ人。アラビア語を話し、一般的にはイスラム教を深く信仰する人々。イスラムの教えは深く生活に根付いており、特に敬虔な信者は聖典「クルアーン」の教えを忠実に守り、日々の生活を送っている。
このアラブ人という人々、何というかですね、面白いんですよ!良く言えば「少年の心を忘れていない」、悪く言えば、「身体の大きな子ども」みたいな・・・。すいません、思い切り僕の主観的な書き方ですが、でもホントにアラブ人って面白いんですよ!
アラブ人エピソード①:やたらと距離が近い!
アラブ人って、基本的に人懐っこいんですよね。だからやたらと話し掛けてくるし、話すときの距離も近い。下手に道を聞いたときなど、何故か僕と腕を組んできたり、手を繋いできたりすることもある。あ、もちろん男性ですよ!
そして「どこのホテルに泊まってるの?」の聞いてきたり、その胸からはみ出た毛を目の前でアピール(?)しながら「街を案内してあげるよ」と言ってきたり。
もちろん僕は、まるでオオカミさんに狙われた子羊のように「ノーサンキュー」と言ってその場をサクサクと退散する。だって、なんか怖いしね(笑)。そのまま従っていたら、僕は毛むくじゃらのオオカミさんのお腹の中に収められてしまうかもしれないし・・・(笑)!
ちなみにこれは都市伝説的な話ですが、アラブ人は比較的ゲイの方が多いらしいです。僕は全くもって同性愛などを否定や批判などはしませんが、でもあの「距離の近さ」は、ちょっと「うおっ!」って思ったりしちゃうかもしんないな・・・。
アラブ人エピソード②:いきなりキレる?
最初はとっても優しく話し掛けてくるんです。話の調子が合って仲良くできているときは良いのですが、ちょっと筋が合わなくなると・・・けっこうすぐキレるんですよ・・・!
いや、これは対外国人だけでなく、アラブ人同士て話していてもそうです。さっきまで仲良く談笑していると思っていたら、当然お互いに激高し出す。もちろんアラビア語なので何を言っているのかは皆目見当もつかないのですが、とにかくかなりの怒鳴り合いを始めることも少なくない。暴力にまで発展するところは見たことはないけれど、激しい口調での言い合いはしょっちゅうだ。それも街中やホテルのロビーなど、人目に付くところでもお構いなしだ。
聞いたところによると、アラブ人ってすごくプライドが高いらしい。だから、きっと譲れないものがあるんだと思う。そこで言い合いになるのかな・・・と、勝手に僕は想像しているのでありました。
アラブ人エピソード③:ウソはついても許される?
ごめんなさい、でも正直に書きますね。
彼らと交渉したりしていると、けっこうムカつきます(笑)。何故なら、ウソばっかだから!
「フリーだから飲みな」と言って紅茶を差し出してくれて、「ああ、優しいなぁ」なんて思っていると、1JD(ヨルダンのお金の単位)払えと言ってきたり、値段の交渉をしてタクシーに乗ったのに、「今日は混んでいたから、あと3ポンド(エジプトのお金の単位)払え」と言ってきたり、本当はドミトリー(数人で1つの部屋をシェアする宿泊形態のこと)が空いているのに「もうドミトリーはいっぱいだから、シングルしかないよ」と言ってきたり・・・。
ホントにね、いちいち疲れることは正直多々ありますよ!慣れてくれば「これがアラブ人らしくて面白いんだよな~」くらいになってきますが、最初はやっぱり「え?何それ?」と思うことはたくさんある。特に女の子であまり旅をしたことのない子などは、かなり戸惑うと思う。
でもですね、それでも何だか憎み切れない独特の温かさというか、人懐っこさがアラブ人にはあると思うんです。「ああムカついたなぁちくしょう!」と思うような出来事があっても、それをカバーしてさらに余るような優しいアラブ人にすぐ出会ったりする。うそ偽りのない、本当に親切なアラブ人にもたくさん出会ってきた。そんな人に出会うと、一気に心が安らかになる。
だから僕、基本的にはアラブ人大好きですよ!中東地域も大好きです。そりゃどんな人にも一長一短があるわけですし、日本人にだって良いとこと悪いところがある。アラブ人に腹立つことも正直しょっちゅうだけど、でも僕は彼らの「人懐っこさ」が本当に大好き!それでいいんじゃないかな!って思っている。
ちなみにここまで話してきた「アラブ人」というのは、全て男性です。女性は男性と話すことは宗教上制限されていますし、まず外国人と街中で長々と話すような状況になることなんてない。だから、アラブの女性が本当はどういう人なのか、すっごく興味がありますよね・・・!
でもですね、最後に・・・。これだけは許せないことがあります。
それは、日本人女性へのセクハラの多さ!
僕がこの旅の中で聞いた話だけでも、5~6人の日本人女性が被害を受けています。そのうちの1人は、口を手で押さえられて壁に押し付けられ、本当に身の危険を感じたとのことでした。さらにもう1人は、いきなりキスを迫られ、逃げようとしたらひっかき傷まで作られてしまったとか・・・。
アラブ人はイスラム教の教えで、女性との接触は厳しく制限されています。しかし、そうは言っても人間ですからね、やはり溜まるものは溜まるのでしょう。それは仕方ないとしても、それを外国人の旅行者である日本人女性に発散するのだとしたら、それは許しがたい。
もちろん肌を露出しがちな服装をしてしまう旅行者にも責任がないとは言えないかもしれませんが、それにしてもあまりに被害者が多すぎる。ちなみに上記のかなりひどい被害に遭った2人は、そんな露出の多い格好もしていませんでした。これはぜひイスラム世界全体の問題として考えてほしいなと、僕は思うくらいです。
そしてこれも不確定な話なのですが、アラブ人の中では割と人種的な序列意識が強いそうです。その中で、アジア人はかなり下に見ている人も多いそうで、それ故に日本人への被害も多いのではないか、とも聞きました。ヨーロッパ人へのそのようなセクハラの被害はないそうですから。あ、もちろん自分が統計を詳細に取ったなどの話ではないので、あくまで聞いただけの情報ですが・・・。
というわけで、今回はアラブ人のことをざっくばらんに書いてしまいました。最後までお読みいただき、ありがとうございました~!
2013年11月21日。蚊が多くて大変困る、カイロの有名な日本人宿にて。
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《中東地域の中心となる人々と言えば、そう。それは言わずと知れたアラブ人。しかしこのアラブ人という人々、なかなかの曲者なのだ(笑)。ここでの「曲者」という表現はもちろん愛着を込めて僕は書いているのだが、いやいや。なかなかに面白い人たちなのだ!》
ヨルダンからイスラエル、そしてエジプトと放学している僕。今まさに「中東」にいるわけだが、この地域に主に住んでいるのは、いわゆるアラブ人だ。
アラブ人。アラビア語を話し、一般的にはイスラム教を深く信仰する人々。イスラムの教えは深く生活に根付いており、特に敬虔な信者は聖典「クルアーン」の教えを忠実に守り、日々の生活を送っている。
このアラブ人という人々、何というかですね、面白いんですよ!良く言えば「少年の心を忘れていない」、悪く言えば、「身体の大きな子ども」みたいな・・・。すいません、思い切り僕の主観的な書き方ですが、でもホントにアラブ人って面白いんですよ!
アラブ人エピソード①:やたらと距離が近い!
アラブ人って、基本的に人懐っこいんですよね。だからやたらと話し掛けてくるし、話すときの距離も近い。下手に道を聞いたときなど、何故か僕と腕を組んできたり、手を繋いできたりすることもある。あ、もちろん男性ですよ!
そして「どこのホテルに泊まってるの?」の聞いてきたり、その胸からはみ出た毛を目の前でアピール(?)しながら「街を案内してあげるよ」と言ってきたり。
もちろん僕は、まるでオオカミさんに狙われた子羊のように「ノーサンキュー」と言ってその場をサクサクと退散する。だって、なんか怖いしね(笑)。そのまま従っていたら、僕は毛むくじゃらのオオカミさんのお腹の中に収められてしまうかもしれないし・・・(笑)!
ちなみにこれは都市伝説的な話ですが、アラブ人は比較的ゲイの方が多いらしいです。僕は全くもって同性愛などを否定や批判などはしませんが、でもあの「距離の近さ」は、ちょっと「うおっ!」って思ったりしちゃうかもしんないな・・・。
アラブ人エピソード②:いきなりキレる?
最初はとっても優しく話し掛けてくるんです。話の調子が合って仲良くできているときは良いのですが、ちょっと筋が合わなくなると・・・けっこうすぐキレるんですよ・・・!
いや、これは対外国人だけでなく、アラブ人同士て話していてもそうです。さっきまで仲良く談笑していると思っていたら、当然お互いに激高し出す。もちろんアラビア語なので何を言っているのかは皆目見当もつかないのですが、とにかくかなりの怒鳴り合いを始めることも少なくない。暴力にまで発展するところは見たことはないけれど、激しい口調での言い合いはしょっちゅうだ。それも街中やホテルのロビーなど、人目に付くところでもお構いなしだ。
聞いたところによると、アラブ人ってすごくプライドが高いらしい。だから、きっと譲れないものがあるんだと思う。そこで言い合いになるのかな・・・と、勝手に僕は想像しているのでありました。
アラブ人エピソード③:ウソはついても許される?
ごめんなさい、でも正直に書きますね。
彼らと交渉したりしていると、けっこうムカつきます(笑)。何故なら、ウソばっかだから!
「フリーだから飲みな」と言って紅茶を差し出してくれて、「ああ、優しいなぁ」なんて思っていると、1JD(ヨルダンのお金の単位)払えと言ってきたり、値段の交渉をしてタクシーに乗ったのに、「今日は混んでいたから、あと3ポンド(エジプトのお金の単位)払え」と言ってきたり、本当はドミトリー(数人で1つの部屋をシェアする宿泊形態のこと)が空いているのに「もうドミトリーはいっぱいだから、シングルしかないよ」と言ってきたり・・・。
ホントにね、いちいち疲れることは正直多々ありますよ!慣れてくれば「これがアラブ人らしくて面白いんだよな~」くらいになってきますが、最初はやっぱり「え?何それ?」と思うことはたくさんある。特に女の子であまり旅をしたことのない子などは、かなり戸惑うと思う。
でもですね、それでも何だか憎み切れない独特の温かさというか、人懐っこさがアラブ人にはあると思うんです。「ああムカついたなぁちくしょう!」と思うような出来事があっても、それをカバーしてさらに余るような優しいアラブ人にすぐ出会ったりする。うそ偽りのない、本当に親切なアラブ人にもたくさん出会ってきた。そんな人に出会うと、一気に心が安らかになる。
だから僕、基本的にはアラブ人大好きですよ!中東地域も大好きです。そりゃどんな人にも一長一短があるわけですし、日本人にだって良いとこと悪いところがある。アラブ人に腹立つことも正直しょっちゅうだけど、でも僕は彼らの「人懐っこさ」が本当に大好き!それでいいんじゃないかな!って思っている。
ちなみにここまで話してきた「アラブ人」というのは、全て男性です。女性は男性と話すことは宗教上制限されていますし、まず外国人と街中で長々と話すような状況になることなんてない。だから、アラブの女性が本当はどういう人なのか、すっごく興味がありますよね・・・!
でもですね、最後に・・・。これだけは許せないことがあります。
それは、日本人女性へのセクハラの多さ!
僕がこの旅の中で聞いた話だけでも、5~6人の日本人女性が被害を受けています。そのうちの1人は、口を手で押さえられて壁に押し付けられ、本当に身の危険を感じたとのことでした。さらにもう1人は、いきなりキスを迫られ、逃げようとしたらひっかき傷まで作られてしまったとか・・・。
アラブ人はイスラム教の教えで、女性との接触は厳しく制限されています。しかし、そうは言っても人間ですからね、やはり溜まるものは溜まるのでしょう。それは仕方ないとしても、それを外国人の旅行者である日本人女性に発散するのだとしたら、それは許しがたい。
もちろん肌を露出しがちな服装をしてしまう旅行者にも責任がないとは言えないかもしれませんが、それにしてもあまりに被害者が多すぎる。ちなみに上記のかなりひどい被害に遭った2人は、そんな露出の多い格好もしていませんでした。これはぜひイスラム世界全体の問題として考えてほしいなと、僕は思うくらいです。
そしてこれも不確定な話なのですが、アラブ人の中では割と人種的な序列意識が強いそうです。その中で、アジア人はかなり下に見ている人も多いそうで、それ故に日本人への被害も多いのではないか、とも聞きました。ヨーロッパ人へのそのようなセクハラの被害はないそうですから。あ、もちろん自分が統計を詳細に取ったなどの話ではないので、あくまで聞いただけの情報ですが・・・。
というわけで、今回はアラブ人のことをざっくばらんに書いてしまいました。最後までお読みいただき、ありがとうございました~!
2013年11月21日。蚊が多くて大変困る、カイロの有名な日本人宿にて。
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