2014年3月28日。
《ヨーロッパにはたくさんの日本人がいる。今僕がいるデュッセルドルフには特に日本人が多い。今日はそんなデュッセルドルフで、ある1人の日本人女性にインタビューをさせていただきました!》
ヨーロッパに来て感じたことの1つに、日本人の多さがある。今僕がいるデュッセルドルフは、なんとヨーロッパの中で3番目に日本人が多い都市だという。
昨日今日と、僕はある1人の日本人女性にお会いさせていただいた。彼女の名前はマツウラさん。今回の「世界で活躍する日本人」インタビューシリーズは、このマツウラさんとの対談でございます~!
ま、対談と言ってもビールとドイツ料理を食べながらの楽しい楽しい時間でございましたが・・・(笑)!
※日本人の多いデュッセルドルフには、こんな赤提灯もあるんですよ~!
Q1:マツウラさんはドイツにいらしてどのくらい経つんですか?
A1:ドイツはまだ短いんですよ。2013年の11月からですから、約5ケ月ですね。
Q2:日本ではどのようなお仕事をされていたんですか?
A2:ごく普通の会社員でしたよ~。東京でやら大阪でやら、色々やってましたね(笑)。最終的にはIT系の企業が長かったですね。
Q3:なるほど、そうなんですね。でもどうしてドイツに来ようと思ったんですか?
A3:ん~、まず言うと、ヨーロッパにいたかったんですよ(笑)。5年ほど前にドイツに旅行で来て、とてもいいなぁと感じたんですね。特に今私がいるデュッセルドルフが。
それまではアメリカに行ったりすることが多かったんです。大学の専攻もアメリカについてでしたし。でも、アメリカよりドイツの方がいいなぁって思いました。
Q4:それは興味深いですね。何故そう思われたんですか?
A4:楽なんですよ、公共交通機関が発達していて(笑)。アメリカは車社会ですからね、移動が大変で・・・!そこが一番気に入りましたね!
あと、良い意味でドイツ人は明るすぎないので、そこもいいですかね(笑)。
Q5:あはは、なるほど。それはよく分かります!では現在のドイツでの生活について教えていただけますか?
A5:今はとにかくまだ語学が未熟なので、学校に行っての勉強が第一ですね。ドイツ語を学びつつ、お仕事探しをしているといった感じです。
Q6:なるほど。じゃあドイツでの本格的な生活はこれからといった感じですね!ところでドイツ人って、マツウラさんから見てどのような人たちですか?
A6:わりと几帳面で、キッチリしている人が多いと思いますよ。規則やルールを守ることに関しては、日本よりきついようにも感じますし。でも時と場合によっては、人によって言うことが違ったりすることもあるんですけどね(笑)。
しかし最近は移民が増えているので、一口にドイツ人と言っても色んな人がいます。EUの中でも一番経済的に進んでいますし、仕事を求めて色んな人がやって来るんでしょうね。
Q7:マツウラさんはアメリカやドイツだけでなく、コソボや台湾、さらには北極などにまで長く滞在されたご経験があると聞きましたが、海外経験が長いマツウラさんから見て、今の日本あるいは日本人はどのように映りますか?
A7:細かいところまで気が付く国民性は世界一でしょうね。しかし、それはそれでいいのですが、それをもっと表に出してもいいんじゃないかと思いますね。
良いことではあるんですが、日本人は「まず相手」を考えますよね。ヨーロッパではそうではない。彼らは「まず自分」だし、権利は徹底的に主張します。
しかし日本人は相手のことを考えすぎて、折れてしまう。それは決して悪いことではないのですが、これをもう少し壊していってもいいのかな~と私は思いますね。壊したいけど壊せない・・・というところで、ちょっと立ち止まっているような感も受けています。
Q8:なるほど、面白い!するどい視点ですね!すいません、根本的な質問に戻ってしまうのですが、マツウラさんは海外への興味は昔から強かったんですか?
A8:私は海外への興味というより、新しいものが大好きだったんですね。何でも「やりたがり」な人だったんです。海外への興味を持ったのは、小学生の時に英語の単語帳に出会って、発音の真似などをし始めたことがきっかけですね。でもそれは「海外への興味」というよりは、新しい言葉に興味を持ったという感じなんです。
高校生の時に初めて「帰国子女」という存在の人に出会い、そのバイリンガルっぷりに驚愕したんです。こりゃすげぇと(笑)。そして大学生の時に初めて語学研修でハワイに行ったのですが、それが初めての海外だったんですね。
だから私の場合は海外の文化とか生活に興味を持ったのではなく、興味そのものは「言語」から始まっているんですね。
Q9:言語からですか!実はパラグアイでインタビューさせていただいた方も、全く同じようなことをおっしゃっていました。とにかく「言葉は面白い」と!その方を思い出しますね。
それでは最後の質問なのですが、最近内向きだと言われている日本の若者に対して、海外生活が長いマツウラさんから何かメッセージをお願い致します!
A9:そうですね・・・結論を言ってしまえば「やりたいことをやりなさい!」というのが私のメッセージです。そして私にとっては海外の方が楽であって、ここに来たいから来ているといった感じなんですね。
私はちょっと周りの目を気にしすぎてしまっていたところがあったので、海外の方が楽に感じたんですね。
でも日本の若者には、「周りが自分のことを知らない世界」にぜひ出て行ってほしい。そういう世界に行ったら、全てを自分でやるしかないのですから。海外に出れば色んな人がいますし、色んな基準がある。それを感じてほしいですね。
私はそのような中で「自分の基準は自分だけなんだ!」ということが分かったんです。そしたらすごく楽になった。日本だと、1部の人が言っているだけなのに変に気にしてしまったりする。それが世界の全てじゃないことを感じてほしいですね。
あと、私のイメージなのですが、最初の情報だけで凝り固まってしまい、それに囚われている若者が多いような気がします。ですから「まずは体験してみろ!」というメッセージも送りたいですね。
私も北極やコソボなど、貴重な場所に実際に行くことで大きく人生が変わりました。情報は情報であり、身体で感じるものがリアルな現実なのですから。そのことをぜひ分かってほしいですね。
Q10:まずは体験、身体で感じろ・・・そうですよね、僕もまさにそう思います!
2日間も貴重なお時間を割いてお話をして下さり、本当にありがとうございました!これからのドイツでの生活を応援しております!
※豪快な肉とドイツビール。もう最高の組み合わせだわ~!
マツウラさんとお話をしていて、僕は南アフリカのダーバンでインタビューさせていただいた高橋あやさんのことを思い出した。
※高橋綾さんのインタビュー記事はこちらへ。
http://blog.goo.ne.jp/team-nondakure/e/36fbb29b02315bee61f6a674af6dff09
お2人ともとてもサッパリとした気持ちのいいお人柄で、「やりたいことをやればいいんだよ!」という豪快さと行動力をお持ち合わせている。なんだか「女性の方が強いなぁ!」と、改めて感じさせられたのだ。
マツウラさんは本当に温かい方で、お忙しい中2日間もお時間と割いて下さりインタビューに応じていただいた。美味しいドイツ料理のお店にご案内していただき、最高のビールと最高のドイツ料理を食べながら色々とドイツのことをお話して下さい・・・。本当に最高の時間だった。心から御礼を申し上げたい。
今回、マツウラさんのお話の中で、僕の心に一番残った言葉がある。それは「今心配することがなければ、先取りして心配することはないよ!」というもの。僕自身は、この言葉から一番勇気をいただいた。ガンガン行動できる、マツウラさんだからこその言葉だと思う。
「先のことを心配しすぎても仕方ない、やりたいことをやるしかないんだよな!」
やっぱり、じっくり腰を据えて人と話すっていいなぁ!とっても学びの多いデュッセルドルフでの滞在になった。
マツウラさん、貴重なお時間を本当にありがとうございました!
※そしてやっぱりドイツはソーセージが美味い!もうたまらんっす!
2014年3月28日。予算の関係で移動した別の宿がメッチャ微妙で、ちょっと1人で凹んでいる安宿のリビングにて。
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《ヨーロッパにはたくさんの日本人がいる。今僕がいるデュッセルドルフには特に日本人が多い。今日はそんなデュッセルドルフで、ある1人の日本人女性にインタビューをさせていただきました!》
ヨーロッパに来て感じたことの1つに、日本人の多さがある。今僕がいるデュッセルドルフは、なんとヨーロッパの中で3番目に日本人が多い都市だという。
昨日今日と、僕はある1人の日本人女性にお会いさせていただいた。彼女の名前はマツウラさん。今回の「世界で活躍する日本人」インタビューシリーズは、このマツウラさんとの対談でございます~!
ま、対談と言ってもビールとドイツ料理を食べながらの楽しい楽しい時間でございましたが・・・(笑)!
※日本人の多いデュッセルドルフには、こんな赤提灯もあるんですよ~!
Q1:マツウラさんはドイツにいらしてどのくらい経つんですか?
A1:ドイツはまだ短いんですよ。2013年の11月からですから、約5ケ月ですね。
Q2:日本ではどのようなお仕事をされていたんですか?
A2:ごく普通の会社員でしたよ~。東京でやら大阪でやら、色々やってましたね(笑)。最終的にはIT系の企業が長かったですね。
Q3:なるほど、そうなんですね。でもどうしてドイツに来ようと思ったんですか?
A3:ん~、まず言うと、ヨーロッパにいたかったんですよ(笑)。5年ほど前にドイツに旅行で来て、とてもいいなぁと感じたんですね。特に今私がいるデュッセルドルフが。
それまではアメリカに行ったりすることが多かったんです。大学の専攻もアメリカについてでしたし。でも、アメリカよりドイツの方がいいなぁって思いました。
Q4:それは興味深いですね。何故そう思われたんですか?
A4:楽なんですよ、公共交通機関が発達していて(笑)。アメリカは車社会ですからね、移動が大変で・・・!そこが一番気に入りましたね!
あと、良い意味でドイツ人は明るすぎないので、そこもいいですかね(笑)。
Q5:あはは、なるほど。それはよく分かります!では現在のドイツでの生活について教えていただけますか?
A5:今はとにかくまだ語学が未熟なので、学校に行っての勉強が第一ですね。ドイツ語を学びつつ、お仕事探しをしているといった感じです。
Q6:なるほど。じゃあドイツでの本格的な生活はこれからといった感じですね!ところでドイツ人って、マツウラさんから見てどのような人たちですか?
A6:わりと几帳面で、キッチリしている人が多いと思いますよ。規則やルールを守ることに関しては、日本よりきついようにも感じますし。でも時と場合によっては、人によって言うことが違ったりすることもあるんですけどね(笑)。
しかし最近は移民が増えているので、一口にドイツ人と言っても色んな人がいます。EUの中でも一番経済的に進んでいますし、仕事を求めて色んな人がやって来るんでしょうね。
Q7:マツウラさんはアメリカやドイツだけでなく、コソボや台湾、さらには北極などにまで長く滞在されたご経験があると聞きましたが、海外経験が長いマツウラさんから見て、今の日本あるいは日本人はどのように映りますか?
A7:細かいところまで気が付く国民性は世界一でしょうね。しかし、それはそれでいいのですが、それをもっと表に出してもいいんじゃないかと思いますね。
良いことではあるんですが、日本人は「まず相手」を考えますよね。ヨーロッパではそうではない。彼らは「まず自分」だし、権利は徹底的に主張します。
しかし日本人は相手のことを考えすぎて、折れてしまう。それは決して悪いことではないのですが、これをもう少し壊していってもいいのかな~と私は思いますね。壊したいけど壊せない・・・というところで、ちょっと立ち止まっているような感も受けています。
Q8:なるほど、面白い!するどい視点ですね!すいません、根本的な質問に戻ってしまうのですが、マツウラさんは海外への興味は昔から強かったんですか?
A8:私は海外への興味というより、新しいものが大好きだったんですね。何でも「やりたがり」な人だったんです。海外への興味を持ったのは、小学生の時に英語の単語帳に出会って、発音の真似などをし始めたことがきっかけですね。でもそれは「海外への興味」というよりは、新しい言葉に興味を持ったという感じなんです。
高校生の時に初めて「帰国子女」という存在の人に出会い、そのバイリンガルっぷりに驚愕したんです。こりゃすげぇと(笑)。そして大学生の時に初めて語学研修でハワイに行ったのですが、それが初めての海外だったんですね。
だから私の場合は海外の文化とか生活に興味を持ったのではなく、興味そのものは「言語」から始まっているんですね。
Q9:言語からですか!実はパラグアイでインタビューさせていただいた方も、全く同じようなことをおっしゃっていました。とにかく「言葉は面白い」と!その方を思い出しますね。
それでは最後の質問なのですが、最近内向きだと言われている日本の若者に対して、海外生活が長いマツウラさんから何かメッセージをお願い致します!
A9:そうですね・・・結論を言ってしまえば「やりたいことをやりなさい!」というのが私のメッセージです。そして私にとっては海外の方が楽であって、ここに来たいから来ているといった感じなんですね。
私はちょっと周りの目を気にしすぎてしまっていたところがあったので、海外の方が楽に感じたんですね。
でも日本の若者には、「周りが自分のことを知らない世界」にぜひ出て行ってほしい。そういう世界に行ったら、全てを自分でやるしかないのですから。海外に出れば色んな人がいますし、色んな基準がある。それを感じてほしいですね。
私はそのような中で「自分の基準は自分だけなんだ!」ということが分かったんです。そしたらすごく楽になった。日本だと、1部の人が言っているだけなのに変に気にしてしまったりする。それが世界の全てじゃないことを感じてほしいですね。
あと、私のイメージなのですが、最初の情報だけで凝り固まってしまい、それに囚われている若者が多いような気がします。ですから「まずは体験してみろ!」というメッセージも送りたいですね。
私も北極やコソボなど、貴重な場所に実際に行くことで大きく人生が変わりました。情報は情報であり、身体で感じるものがリアルな現実なのですから。そのことをぜひ分かってほしいですね。
Q10:まずは体験、身体で感じろ・・・そうですよね、僕もまさにそう思います!
2日間も貴重なお時間を割いてお話をして下さり、本当にありがとうございました!これからのドイツでの生活を応援しております!
※豪快な肉とドイツビール。もう最高の組み合わせだわ~!
マツウラさんとお話をしていて、僕は南アフリカのダーバンでインタビューさせていただいた高橋あやさんのことを思い出した。
※高橋綾さんのインタビュー記事はこちらへ。
http://blog.goo.ne.jp/team-nondakure/e/36fbb29b02315bee61f6a674af6dff09
お2人ともとてもサッパリとした気持ちのいいお人柄で、「やりたいことをやればいいんだよ!」という豪快さと行動力をお持ち合わせている。なんだか「女性の方が強いなぁ!」と、改めて感じさせられたのだ。
マツウラさんは本当に温かい方で、お忙しい中2日間もお時間と割いて下さりインタビューに応じていただいた。美味しいドイツ料理のお店にご案内していただき、最高のビールと最高のドイツ料理を食べながら色々とドイツのことをお話して下さい・・・。本当に最高の時間だった。心から御礼を申し上げたい。
今回、マツウラさんのお話の中で、僕の心に一番残った言葉がある。それは「今心配することがなければ、先取りして心配することはないよ!」というもの。僕自身は、この言葉から一番勇気をいただいた。ガンガン行動できる、マツウラさんだからこその言葉だと思う。
「先のことを心配しすぎても仕方ない、やりたいことをやるしかないんだよな!」
やっぱり、じっくり腰を据えて人と話すっていいなぁ!とっても学びの多いデュッセルドルフでの滞在になった。
マツウラさん、貴重なお時間を本当にありがとうございました!
※そしてやっぱりドイツはソーセージが美味い!もうたまらんっす!
2014年3月28日。予算の関係で移動した別の宿がメッチャ微妙で、ちょっと1人で凹んでいる安宿のリビングにて。
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