京町屋下京(42)町屋宿艮、建*家、京宿ロマン館、なごみ旅館悠、和宿里、木*家、服*家 2020-04-16 07:02:41 | 京都の町 町屋・建造物 京都の町屋下京区、第42回です。 撮影はコロナウィルス発生前です。 町屋宿艮 建*家 京宿ロマン館 なごみ旅館悠 和宿里 木*家 服*家 京町屋外観の特徴 屋根一階庇の最前列は一文字瓦で葺いています。 横の一直線と格子の縦の線の調合が町屋の外観美の一つです。 格子 戦国時代からで、内からは外がよく見え、外からはよく見えないようになっています。 家の商いや家主の好みでデザインが異なります。 上部が切り取られた「糸屋格子」、太い連子の「麩屋格子」、「炭屋格子」、重い酒樽や米俵を扱う「酒屋格子」、「米屋格子」、繊細な「仕舞屋格子」などがあります。格子を紅殻で塗ったものが紅殻格子。 ばったり床几 元々は商いの品を並べるもので、後に腰掛け用に床几として近隣との語らいの場でした。 ばったりとは棚を上げ下げするときの音からきています。 虫籠窓 表に面した二階が低くなっている「厨子二階」に多く見られる意匠。 防火と道行く人を見下ろさない配慮と言われています。 犬矢来 竹の犬矢来は割竹を透き間なく組んだものから、少し透かしたものまでさなざまです。 直線的な町屋の表情を和らげてくれます。 駒寄 家と道との境界に巡らされた格子の垣。元は牛馬をつなぐためのものでした。 意匠もさまざま、栗や欅などの硬い木が使われることもあります。 鍾馗 厄除けの瓦人形は京町屋の屋根の象徴です。