見たことがない、聞いたことがないから、
僕には記憶というものがない。
宇宙に浮かんでいる宇宙人なんだ。
主人公ヨンチャンにとっては日常的で普通の感性が
私にとってはとても新鮮で素晴らしく思える。
たくさんのものをもらえる気がする。
ひとりでも出かけられるようにならなければと
福祉センター行きのマイクロバスにひとり乗るヨンチャン。
ひとり見送るスンホ。
スンホは妻というより母になっている。
私の記憶がよみがえる。
君が3歳の時に初めてひとりで療育センター行きのバスに乗った日
君は生まれて初めて私から離れてひとりでバスに乗った
私たちは、初めて別々の時を過ごすことになった
今でも、はっきり思い出すことができる
黄色いヘッドギアをかぶり
リュックサックを背負って
1人でバスに乗る君の姿
私は涙でぐしゃぐしゃになってバスを見送った
その記憶は音のない映像
母が君と私に「おめでとう」と言った日
その記憶は音声
この場面で、遠い記憶が浮かび上がった
映画を紹介してくれた Iさん、
この企画をしている
MASCメディアアクセスサポートセンターに感謝。
ささき
僕には記憶というものがない。
宇宙に浮かんでいる宇宙人なんだ。
主人公ヨンチャンにとっては日常的で普通の感性が
私にとってはとても新鮮で素晴らしく思える。
たくさんのものをもらえる気がする。
ひとりでも出かけられるようにならなければと
福祉センター行きのマイクロバスにひとり乗るヨンチャン。
ひとり見送るスンホ。
スンホは妻というより母になっている。
私の記憶がよみがえる。
君が3歳の時に初めてひとりで療育センター行きのバスに乗った日
君は生まれて初めて私から離れてひとりでバスに乗った
私たちは、初めて別々の時を過ごすことになった
今でも、はっきり思い出すことができる
黄色いヘッドギアをかぶり
リュックサックを背負って
1人でバスに乗る君の姿
私は涙でぐしゃぐしゃになってバスを見送った
その記憶は音のない映像
母が君と私に「おめでとう」と言った日
その記憶は音声
この場面で、遠い記憶が浮かび上がった
映画を紹介してくれた Iさん、
この企画をしている
MASCメディアアクセスサポートセンターに感謝。
ささき