散歩がしたくて玄関の土間に座り込んでいる人がいました。
1歩家を出て歩き(走り)出すと、ドラべ症候群のてんかんの発作が出始めます。
それは徐々に止まらなくなる発作になっていきます。
どこで救急車を呼ぶかを点々と地図に落として散歩が始まります。
その人にとって散歩は生理的に必要不可欠のことでした。
回遊魚みたいに。
主治医からは、カーテンを引いた室内で静かに暮らすか、
命がけで散歩するか、どちらかですよ、と言われていました。
「散歩にお金は出せません。」
と、制度を使うことを行政に断られる時代でした。
てくてくはここを支援するところからスタートしました。
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佐々木
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